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昨年12月より、会員の皆様の活動をサポートさせてもらっています、インターンシップの横浜国立大学3年の橋口です。
今回は3月4日(日)に行われました筑波大学研究員の吉岡利貢先生による講演の詳細を書きたいと思います。吉岡先生の著書「毎日長い距離を走らなくても、マラソンは速くなる!」を題材に、ランナーはもちろん、トライアスリートにとってもかなり興味深いものでした。著書の題名にもなっている「毎日長い距離を走らなくても、マラソンは速くなる」とはどういうことか・・・・・簡単にいうとラン練習を少なくする分、クロストレーニングを取り入れること。これはラン練習によって膝を痛める心配がある人や、仕事や学業(私自身)で練習する時間がない人が、通勤や買い物でバイクに乗ることや短時間のバイク練習によって、ラン練習と同等の運動を実現できるということです。なぜ同等の運動を実現できるのかというと、クロストレーニングをすることによって、ランで使用する筋肉を鍛えることができ、バイク練習がそのままラン練習になるわけです。またトライアスロンやマラソンのタイムを上げるうえで重要な最大酸素摂取量も一緒に向上させることができます。しかも休日を使ってのロングライドではなく、ローラー台を使った短時間強運動で同等の練習であるのです。これだけだと何を言ってるのか分かりにくいので実際に練習内容を挙げてみます。
1、無酸素性代謝閾値のペース(ややきついと感じる)⇒通常ロングライドを行うペースで60分間(距離20?)。
2、最大強度のペース(かなりきついと感じる)⇒ローラー台で30秒間6本のインターバル、セット間に1分の休憩を入れる。
この1と2の練習内容や練習時間は全く違うものですが、身体に与えるトレーニング強度は、全く一緒です。これはすでに科学的に証明させており、吉岡先生も検証済みです。
極端に言えば、60kmのロングライドを3時間行うのとローラー台を使った8分間の練習を3セット、24分間行うのと同じであるということです。
私も膝に爆弾を抱えており、ラン練習を行う際はサポーターをしなければなりません。普段あまりラン練習が出来ない分、今回の講演を機に、バイク練重視の練習に切り替えていきます。どのような結果になるか分かりませんが、もし良い結果が出ましたらお伝えします。皆様試してみてください。
posted by 2012.03.23 | サポーター