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昨年7月に初めてのミドルディスタンスを(アイアンマン70.3)を何とか完走できた後、それを含めシーズンでミドルディスタンスを3回、ODを5回完走でき、エイジでも上から3分の1くらいに入れることもあったので、今年はとうとうロングディスタンスに挑戦することとしました。目標は4月14日の宮古島トライアスロン(通称ストロングマン)です。少し前の話ですがお付き合いください。
レースへの参加は昨年9月以来なので、冬から春の間はスイムは青トラのレッスン中心。特に宮古島対策3kmやオープンウォータースイムの練習会は有効でした。ランは自己練習に加え3月の豊洲マンスリーマラソンで30kmをペースを落とさずに走る練習、バイクは外を走るのが得意でないので室内zwift(ただブレーキングなど外の練習の必要性は後程痛感)とこれも青トラの渡良瀬ブリックTT。青トラのレッスンをいろいろ活用させてもらいました。
そしていよいよ私にとって初ロングとなる宮古島へ。前々日に現地に入り、当日を迎えました。まだ暗いなかでスタートの準備を行い、スイム3km、バイク123km(総高低差1580m)、ラン35km、制限時間12時間のレースの開始です。
朝7時に1341人が一斉スタート。潮の流れが速く、宮古ブルーと言われる美しい海をのんびり楽しむ余裕は私にはほとんどありませんでしたが、水温は冷たくなく、時折見えるサンゴ礁もさすが南の海です。緩やかに集団に入りつつ、できるだけバトルを避けて進みます。
バイクは最初は追い風、平坦でしたが、途中で向かい風に変わり、上り下りも私には十分ありました。それでも池間大橋から見える青い海の眺めは本当に美しいものでした。スイムで少しリードをもらった青トラのメンバー数人に途中で気持ちよく(?)一気に抜かれました。
ランはゴールを目指しスロー目のペースで走っていたところ、途中で青トラチャレンジでお世話になった孫崎コーチから「あと1キロで関門!、まだ間に合う!」と声を掛けられました。関門をチェックし忘れていたため、そこからダッシュして何とか通過。そこで両足が攣ってしまいましたが、ここで諦めたら一生後悔すると思い、氷で冷やしながら必死に走り、歩き続け、最後の10kmで数十人抜いて、12時間の制限時間の数分前にゴールできました。
フィニッシュの宮古島市陸上競技場で花火が上がる中、先にゴールしていた青トラのチームメートと一緒に写真。こんな感激や達成感はなかなか味わえないものでした。
途中で参加者の4分の1程が棄権する程で、私の今の実力ではかなり厳しいコースと制限時間でした。それでも途中諦めずにゴールできたのは、一緒に練習してきたチームメートやコーチの存在のお蔭と思います。また今回のレースでは、還暦過ぎていくつになっても成長できることがあると実感しました。
次は9月の南北海道のアイアンマンレース完走を目指し、無理し過ぎず、ただ諦めずに続けていきます。
posted by 2024.07.16 | メンバー