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先日、今シーズン2戦目で最終戦の潮来トライアスロンに参加してきました。トライアスロンを始めて8シーズン目、トライアスロンレース23本目、OD8本目、あまり得意ではないOD(オリンピックディスタンス)で初めてエイジ優勝をすることができました。
私はここ数年はすっかりロングの虜になり、ODにはほとんど出ていませんでした。でも、1度はポイントを貯めて宮崎の日本エイジグループトライアスロン選手権に参加してみたいと思い、昨年からODにたくさんエントリーしていたのですが、コロナでことごとく中止となり、もちろん選手権も中止でした。今年5月に、久しぶりに横浜トライアスロンでODに挑戦することができ、なんとかエイジ2位、入賞することができました。でも1位の方と5分も差があり、ちょっと悔しい結果でした。ポイントは獲得できたので、今年こそ宮崎の日本選手権に出ようと、9月は高松、天草国際、そして潮来と、3連戦の予定でしたが、またまたコロナで高松も天草国際も中止、目標としていた日本選手権も中止となってしまいました。そんななか、潮来だけはいろいろな対策をとったうえでの開催が決まりました。日本選手権に出るためにエントリーしていた大会で、出る意味はなくなってしまいましたが、レースの感覚を思い出すためにも、参加して精一杯頑張ってみることにしました。1週間ほど前に家に届いたスタートリストをみると、ランキング表でよく見るお名前が並び、レベルの高い、ポイント狙いの方々の参加される大会であることを知りました。横浜で5分も差をつけられて優勝されたAさんのお名前もありました。折角なので、Aさんに勝って横浜のリベンジをすることを目標に頑張ることにしました。
横浜の時の失敗を考えました。その1、スイムスタートのポジション取り。横浜ではちょっと失敗してウェーブのほぼ最後からのスタートになってしまいましたが、やはり上位を狙うにはウェーブの先頭の方でスタートした方が、まわりのペースが速いのでペースをつかみやすいです。その2、レースが久しぶりすぎてヘルメットのかぶり方を間違えました。三つ編みをバックルに通さなくてはいけないのに、通さないでバックルをきつくしめたら、10キロ地点位から頭痛に悩まされ、今度バックルを緩めたら、ヘルメットが目のところまで落ちてきてTTポジションをとれず、落ちてくるヘルメットをあげながら走ることになってしまいました。その3、ミドルやロングばかり出ていたので、バイクのペースがミドルやロングのペースになってしまいました。40キロ走った時点でまだまだ余力のある感じ、ODではもっと最初からしっかりペースをあげないと。その4、横浜は苦手なUターンが何回もあります。その苦手なUターンの度にクリートをはずし減速、そしてターン後クリートをはめて加速の繰り返しでした。潮来はUターンはなさそう。ただ一つ気になるのは、鋭角に曲がっているコーナーを曲がれるかどうか。もちろん試走、視察する時間はなかったので、ぶっつけ本番、ちゃんと曲がれますように。
当日、早めに現地に到着し、ゆっくりと準備をしました。トランジッションで準備をしていると、たくさん知っている方々にお会いすることができました。レースだとこうやっていろいろな方々にお会いできるのだったなあと、レースの雰囲気を懐かしく楽しむことができました。吉野さん、境さん、太田さん、江藤さん等ガチな方々がメラメラと闘志を燃やしていらしたので、とても良い刺激を受けることができました。よし、私も頑張ろう。
川があまりきれいではなかったので、気乗りせず試泳を早めに切り上げたら、ちょうどウェーブの先頭近いところでのスタートになりました。横浜での失敗その1をクリア。同じような泳力の方々と一緒にスタートだったので、スイムは最後まであまり抜いたり抜かれたりすることなく終了。三つ編みをバックルに通してヘルメットを締め、いよいよバイクスタート。ここで失敗その2をクリア。最初は道もせまくコーナーも多くあまりスピードは出せませんでしたが、途中からしっかりスピードをあげて攻めてみました。失敗その3クリア。ところがなんと、5キロほどいったところに出てきた鋭角に曲がって土手にのぼるコーナー、曲がれるかドキドキしながらギヤを軽くして突入したのに、途中で曲がり切れずに止まってしまい、しかも上り坂、降りてバイクを押して上まで行かないとだめでした。とりあえず上まで行ってもう一度バイクにまたがり、止まった遅れを取り返すべく一生懸命漕ぎながら、4周回なのであと3回あの鋭角コーナーを通るけど、どうするか作戦を考えました。これは中途半端に止まるより、いさぎよく後方に合図をだして端に避けて迷惑をかけないように止まり、できる限り速くバイクを持って走って土手の上まで行き再び乗ることが、私にできる最も安全で最も速い方法だと割り切りました。そこから3回、鋭角のコーナーで止まってバイクを降り、バイクを押して土手の上まで走って再度乗るというのを繰り返しました。コーナーに立っていた係のおじさんが、「大まわりしたら曲がれるよ」と声をかけてくれましたが、「私、曲がれないんです!」とお返事しておきました。きっとあのコーナーで降りてバイク押して走った人は、私だけだと思います。失敗その4のUターン問題は相変わらずクリアできず。バイク終わってトランジッションに戻ったら、私の周りはほとんどバイクがかかっていました。もちろんAさんのバイクもありました。仕方がない、後はランで頑張るしかない。2.5キロの4往復、Aさんはどの辺を走っているのだろう。ランは往復なので、知っている方々と何度もすれ違い、声を掛け合いました。その度に皆様からパワーを頂くことができました。3キロ地点位で、300メートル位前を走っているAさんを発見しました。そして5キロ地点位で、その差が縮まっていることを確認できました。なんか元気が出てきました。7キロ地点位でAさんを捕らえました。でもローリングスタートで、私の方が先にスタートしているので、できる限り差をつけてゴールしないと A さんには勝てません。そこからはひたすら、腕振りでピッチをあげることを意識し、見えない敵が前にいると思って走りました。ゴールした時には順位はわかりませんでしたが、たとえ何位であってもベストは尽くせたので後悔はないと思いました。結果、エイジ優勝でした。2位の方は、横浜で5分差で負けたAさんで1分20秒差、3位の方とも1分30秒差と僅差でした。横浜のリベンジ、達成できました。
昨年今年と、コロナでいろいろな大会が中止となり、今まで当たり前であったことが当たり前ではなくなってしまっている中、今回、いろいろな対策を工夫されて潮来トライアスロンを開催していただいたことに、大会関係者の皆様に本当に感謝いたします。これからもトライアスロンを、細く長く、ずっと続けていきたいと思います。思うような結果とならないこともあるかもしれませんが、それでもいつも「笑顔でゴール」を目標に努力を続けたいと思っています。そして今さらですが、Uターン練習、本気で頑張ります。
posted by 2021.10.14 | メンバー