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2019.10.12 ハワイ島 コナで開催されたIronman World Chanpionship に
出場してきました。
トライアスロンを始めた当初はコナなんて自分には夢の舞台と思っていましたが、
あきらめずに続けていると神様はご褒美をくれるんですね、昨年10月に初めて出場した
アイアンマンレース(台湾)でスロットを獲得することができました。
それでは今回のコナの様子をレポートします。
≪レース準備編≫
レース4日前に現地入りすると、すでにコナの町はお祭りムード満載でトライアスリートの熱気がムンムンと感じられます。早速アスリート登録を済ませて町に出ると、バイクやランの試走をガンガン行っている海外選手達に圧倒されました。さすがコナです、世界のアイアンマンレースを勝ち抜いてきた選手達は気合が違います。みんなとてつもなく速く見えるのは足の長さのせいなのでしょうか……。
レース迄は国別パレード、アンダーパンツラン(ふんどしラン)、海上モーニングコーヒーが飲めるスイム試泳、ウエルカムバンケットなど楽しい行事が盛りだくさんです。
前日のバイクチェックインでは、ボランティアが選手一人に帯同してトランジッションの案内と準備を手伝ってくれます。ポンプもレース当日の朝は大量に用意されているので持ち込む必要がありません。まさに選手に対して至れり尽くせりです。
バイクチェッインを済ませていよいよ明日はレース本番です。
≪レース編≫
・スイム
スイムコースは1.9km先にいる船を折り返す1周3.8kmのコースです。今年からスイム
スタートが一斉スタートからウェーブスタートに変更になり、エイジごとに入水し、
フローティングでスタートを待ちます。6:25AMの男子プロのスタートに続き、7:10AM
ホーンの音でスタート、長い1日が始まりました。初めは少しバトルがありましたが、
みんな泳力があるので少し体が接触すると、すぐによけて、体力を無駄に使わないように
泳ぐので、あまりストレスを感じることなく泳げます。
海の透明度も抜群で、しばし気持ちよく泳いでいると、すざましく速い集団が横を追い抜いて
行きます。まだ折り返し点まで行っていないのに、もう女子のエイジ第一グループにしっかりパスされてしまいました。まだレースは始まったばかりなので、無理はせず、マイペースでコナの海を堪能してスイムを無事終えました。
・バイク
T1を出てバイクのスタートです。バイクコースは会場周辺を10kmほど走ってQueen Kというハイウェイをどこまでも進み折り返してくる180.2kmのコースです。フラットと思われますが、そこそこ坂があり、暑さとKona Windと呼ばれる強風が吹き荒れる難コースでした。
横風になるとエアロポジションがとっていられない区間があり、落車をしないようにしっかりとハンドルを握りしめていました。海外レースに出ると毎回のことですが、海外選手は男子も女子もバイクが速く、今回も抜かれまくりましたが、パンクもせずバイクも無事終了できました。
・ラン
バイクをボランティアの渡し、ランバックのある場所まで走りますが、その距離の長いのには参りました。海外の選手とまるでマラソンだねと談笑しながら並走しました。
ランはAlli Driveを10kmほど走ってバイク同様にQueen Kを走ります。暑さとゆるいアップダウンを繰り返す42.2kmの過酷なコースです。走り始めは突っ込み過ぎないように5:10?5:20/kmをキープして走ります。途中ハンガーノックになりそうになりましたが、エイドでオレンジとレッドブルででなんとか乗り切りました。さすがに後半になるとペースが落ちてきましたが、沿道からカタコトの日本語で「ガ・ン・バ・レ」、「コ・ン・ニ・チ・ハ」と声援を
受け元気を沢山もらいました。青トラのトライウェアの胸に付いている日の丸で日本人と
わかったのですね。日の丸ウェアは海外レースにはお薦めです。
ゴール迄の残り2kmは沿道の観客とハイタッチをしながら走り、コナの余韻をいつまでも感じていたいと思いながらFinishゲートをくぐりました。そして「YOU ARE AN IRONMAN」の
コールを受けて私のコナは終了しました。
[Finish Time 11時間17分35秒 年代別14位/66人 ]
posted by 2019.10.29 | メンバー