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6/12(日)に行われた「IRONMAN70.3セントレア知多半島ジャパン」に青トラに入会して足掛け3年以上にもなる私と、入会1-2年の大阪青トラ会員の西田さん、須藤さんと3人で初挑戦&初完走してきました!!
私は練習ばかりしていて、青トラメンバーの中で、ステップアップがダントツに遅いと自他ともに
認めるところではございますが、今回は頑張ってミドルに挑戦いたしました。
お恥ずかしい限りですが、昨年まで、私はIRONMANブランドと他の大会の違いすら知らない
状態でした。
昨年の秋に「コンピュトレーナーによるペダリング解析」(彦井コーチ)に参加した際に、
翌週に「はじめてのアイアンマン」(彦井コーチ)の講習がテスラモーターズで開催されていたので、
何も知らずに面白そうなので流れで参加してみました。
そこで、初めてIRONMANブランドの存在を知り、もう日本ではセントレアしか開催されないようになると聞きました。
また、アドバイザーとして招かれていた青トラの鈴木さんから、キラキラ光る重厚なIRONMAN完走
メダルを見せてもらった瞬間に目がくらんでしまい、ちょうどミドル挑戦を目論んでいた私は、
迷う事無く(ただ知らないだけでしたが)セントレア出場を決めてしまいました。
一人では寂しいので一緒に参加するメンバーを募り、私と同じ講習に出席されて、
同じように何も知らずにメダルに目がくらんだ仲間の(須藤さん)と一緒に参加する事にしました。
また、大阪の青トラ会員の西田さんにも、東京出張の際にスイム練習に参加されていた時に、
IRONMANブランドの話をして仲間になってもらい、良くわかっていない者同士の3人で情報を
共有しながら、初ミドルであるセントレアの大会にのぞみました。
ミドルに向けたバイク練習で、今年の3月に初めて渡良瀬遊水地で90Kmのタイムトライアルをした時、お尻が痛いレベルを通り越して、尿道を圧迫して排泄にしばらく苦労する事態に陥りました。
先端が割れているサドルはこういう事態にならない為にあるんだ!!と理解し、速攻で
ISM(ADAMO)のTIMTRIALというサドルを購入しました。
LUMINAにも、骨をひっかけて乗るって書いてありましたが、坐骨をサドルのどこに引っ掛けるのかは
いまだに不明ですがが、取り合えず90Km全力で乗っても、痛みも無く不自由しないようになった
だけでもラッキーだと思い、バイク練習にも力が入りました。
他にも、レースでは初めて使うDHバー、サドル下のボトルゲージ、トップチューブにエナジーバック
(弁当箱)も取り付け、ミドル対策ってこれぐらいで大丈夫なのかな??と疑問を抱えながらも準備を
進めて行きました。
伊藤さんの手記を参考に化学反応が起きないように、ウイダーインゼリー等を配合する秘策のボトル作成にも挑戦しました。
更に心配性の私は、開催一週間前に公開された詳細版の大会パンフレットの中に、「太いタイヤ」に
交換して来るように書いてある所を見つけ、「太いタイヤ」って何??とチョー疑問が湧き、青トラの
師匠である阿部さんや、バイク王の大塚さんに聞いてみると、700-23C以外に700-25Cというサイズのタイヤがあって、その事だと教えて頂きました。
実際に装着している阿部師匠からのコメントで、乗り心地が全然違ってクッション性やハンドリングがすごく良くなると聞き、迷わず購入しました。
他にも、パンフレットには、信じがたい写真が多数掲載されていて、ホントにここをバイクで走るの??と思える個所が多数あったので、
昨年セントレアで大活躍の青トラ3人娘さん達に聞いてみると、「そうそう、平井大橋での技術練習みたいなところがあるよー!!」と聞いて、えっ!!レースコースにそんな特設コース等があるんだと
再び驚きました。
ランのコースも驚愕で、堤防の階段は狭く「一人ずつしか通れないので渋滞するのよね--!!」とか、
「すごい山道を走ったよ--!」とか聞いて、階段?渋滞?山道?おまけに歩道橋も渡るコース
レイアウトにまでなってました。果たして完走できるのか??と言う不安がよぎりはじめました。
レース会場では、大阪から参戦の西田さんは近距離なのに金曜日からセントレア入りする気合の入れように驚きましたが、土曜日に無事会場でお会いできとても心強く感じました。空港でバイクを組み立てたり準備にモタついていると、後から新幹線で来た須藤さんにも追い抜かれて、バイクのセッティング会場には、最後に到着してしまいました。(レースが始まる前からおいてけぼりとなり、この先大丈夫かな??と若干不安になってきました)
バイク機材を慌てて取り揃えたのは、須藤さんも一緒で、「先週自分で取り付けたばかりのDHバーがカタカタする--!」と言っていたので見てみると、取り付けネジがかなり緩んでました!!前日に対応できて本当に良かったです。
さて、いよいよレース本番です。シャトルバスで会場に着く直前に左足に巻いたアンクルバンドのベルトがチクチクと痛くなってきて気になったので、須藤さんに「チクチクしない??」と尋ねると、お茶目な須藤さんは「あっ!!、アンクルバンドをホテルに置いてきちゃった--!!」との発言。えっ!!と驚き、共に焦ってしまいました。
でも、いつも青トラエイドステーション(ブログ)を読んでいる私達は、遠藤さんの「アンクルバンド無くしちゃった手記」を思い出して、「大丈夫!!大丈夫!!、遠藤さんの時のようにたらい回しの目にはあっても、事務局に尋ねると何とかなるよ!!」と
言って励ましあいながらも、若干の心配が!!おまけにトランジット閉鎖ギリギリに到着したので、「まずは、補給食だけはバイクにセットしないとハンガーノックになっちゃう--!!」なんて言いながら慌ててセットした後、「アンクルバンド忘れたんですが、どうしたら良いですか??」と急いで事務局に駆け込み、2、3回のたらい回しの後、ようやく前日アンクルバンドを配っていた親分肌の外国人の女性にたどり着き、再発行してもらって事なきを得ました。(良かった、良かった)
ようやくスタート出来ると思ったら、雨がザーザー降ってきて、「バイクは落車が心配だね--!!」と
言いながらスイムスタート地点へ行きスタートしました。
ここで、私はまたしても、第1ブイを回る前に過呼吸となり、とても泳ぎきれない!!と思うくらい
ぐったりとなり、死んだ魚のようになってしまいました。去年の横浜でも同じ失敗をしておきながら
学習機能が全くなかったようです。後でガーミンの心拍数をチェックしたら、見事なバスタブ型の
心拍数の曲線となってました。
バトルに負け海でたくさんの人に敷かれたあげく、回収ボートが近くにいないかときょろきょろと
探しましたが、近くには誰もいないし、諦めて岸辺に進路を変えゆっくりと泳ぎだしました。後から
カヌーのお兄さんが「あんまり岸辺によると危ないですよーっ!」と注意されながらも岸辺と並行して泳いで行きました。そのうち何とか泳げるようになってきたので、後半はスピードを上げて行き、ゴールの海岸が見える頃には、全力で泳いでいました。
岸に上がったらヘロヘロになっていてウエットスーツが自分では脱げないぐらい疲れてしまい、
着替えルームのベンチに座ってしばらく休憩し、T1では10分以上かけてようやくバイクスタートが
できました。
心配した雨も上がり、路面は水溜りが少しあるものの、ほとんどドライコンディションになっていました。
ここで交換した「太いタイヤ」が早くも大当たりで、工業地帯の道路の轍や荒れた路面でもハンドルに
くる振動が少なく、どんどん踏めました。本当は、ランに向けて足を温存する為に、「踏んじゃいけない、踏んじゃいけない!!」と思いつつも、楽しくて楽しくて、いつしか全開モードになっていました。
4周回(60Km)のフラットなコース部分のアベレージは32km/h以上で走ってました。
技術練習ポイント(10Km)近くの段差でボトルと工具を落っことし、取りに戻ったりしながら、残りの山岳コース(20Km)に突入しました。
山岳コースは常に加速、減速、Uターン、直角カーブ、登り、下りの連続が延々と続くトリッキーなコースでした。ここでも「太いタイヤ」のおかげで、とても安心して楽しく走らせて頂きました。
気がつけば、T2まで事故やトラブルも無く着いちゃってました。あとは、ランだけなので、歩かないで
ゴールまで走るだけです。給水ポイントでは食べ物と飲み物を同時に摂る事が難しい事は、ウルトラ
マラソンで経験済みでしたので、水は持って走りました。荷物にはなりますが、好きな時に水が飲めるのはやっぱり嬉しい限りで、給水ポイントでは食べ物だけを頂き、走りながら食べて、のどが詰まったら持ってる水を飲む事を繰り返し、ずっと走り続ける事が出来ました。
ここで、バイクパートで私をぶち抜いていった有名どころのチームジャージの選手のみなさんを、何人も追い越して行けたので、凄く快感でした。私は、あまり速くはないのですが、休まないで走るので、他の選手が歩いていたり給水ポイントで立ち止まって補給している隙に、スタスタと追い越して行きますが、抜き返される事はほとんどありませんでした。
山を降りて、海が見える絶景ポイントが過ぎてからは、小出監督の言葉通り、「後半が一番速いペースでゴールする!!」をモットーにラストスパートをかけ、漁港みたいなところを気持ちよく走りました。ここで沿道の観客から、「青トラ、ファイト!!」の声援を受け、更に火がつきました。(嬉しかったです)バイクもランも折り返しのコースが多く、青トラメンバーともすれ違う機会がたくさんあって最後までモチベーションを維持出来ました。ゴール直前で一木さんを見つけて、何とか折り返しですれ違う事が出来るように、かなり一生懸命に走りました。その時がMAXスピードだったと思います。
無事に声をかける事も出来たので、後は、村上さんから教わったように、少しペースを落としてジャンプの練習を2回ほどコース上で行い、前後の選手との間隔を測りながら、ジャンプフィニッシュを決めて見ました。ジャンプフィニッシュは2回目で、前回より少しだけ高く飛べるようになってました。
タイムは予定より1時間ぐらい早いタイムでゴールできて、自分ではとても満足しています。
(5時間41分53秒)
西田さんも須藤さんも無事ゴールできて、3人で完走メダルを無事にゲットする事ができました。
しかしメダルを良く見ると、「ん??、四角形??陶器??木枠??」、常滑焼の一風変わった
完走メダルでした。「キラキラの重厚なメダルはフルのIRONMANに取っておこう!!」を合言葉に、
ロングに向けてこれからまた皆様にも色々とアドバイスを頂きながら、一緒にチャレンジする
初ロングの仲間を増やして行きたいと思っています。
posted by 2016.07.11 | メンバー