« 前の記事 | 青山エイドステーション TOP | 次の記事 »
いつもはバイクばかりの大塚ですが、先日「ホノルルマラソン」に行ってきました。
いろいろあって7時間かかってしまったのですが「やっぱり楽しいホノルルマラソン」レポートします。
前々日までは絶好調だったんです。
ハワイには既に何度か来ていましたし、ホノルルマラソンに出るのも2回目なので、様子はわかるし、準備は万全。半月前にあった自転車の試合の疲労も丁度取れたくらいで体も軽い。
当然ですが日本と違って常夏の太陽でぽかぽかと暖かく気候も最高。
「やっぱりハワイっていいなぁ?。体調も良いし、こりゃもしかして自己ベスト出ちゃったりしてぇ?」とうきうきしながら、選手受付を済ませてショッピングセンターで買い物、そして喫茶店で軽くお茶をして、夕方はジョギング、夜はパレード見ながら記念撮影と、そりゃまあ「リゾート大会」を満喫しておりました。
やっぱりハワイ最高!!
しかし、その日の夜中「なんかだるいな」と思って起きてみると、喉が痛く頭も痛い。
若干おなかも壊れていて食欲もない。「ちょっと移動で疲れたかな。もう一回寝て朝になれば治ってるだろう」でもう一度寝て朝を迎えましたが、状況はさらに悪化。浮かれすぎていました、、、
飛行機の移動ってやっぱり体にはこたえますよね。時差的に言うと「かなり寝不足」そしてショッピングセンターって沢山人がいますよね。そう言えば夜にパレードを見ていたとき「ちょっとだけ」寒かったんですよね、、、
こりゃ「自己ベスト」どころじゃなく「DNSの危機!!」普段は病院嫌いなのですがそんな事言ってられないという思いで病院へ駆け込み、お医者さんに「明日走れるようにしてください!!」とお願い。
ドクターはちょとだけ「ニヤッ」として「じゃあ点滴する?」「はいっ、お願いします!!」という会話を日本語と英語で交わしながら、治療を受けホテルへ。ちらっとだけベランダから見えるハワイの海を横目に「終日安静」にするという、ある意味で超贅沢な一日を過ごしながら翌日のスタートを待ちました。
スタート当日の朝も、薬のせいか「もやもや」した感じ。しかしとりあえずは外出できそうなのでスタート地点へ。一緒に行った嫁さんから「本当に走るの?」と聞かれて「とりあえず行けるところまでは」と答えて何とかスタートラインへ。ただ不思議なもので、ここまでくると何となく「行けそう」な気持ちに。
これがアドレナリンってやつですかね。それでもって盛大な花火があがりスタート!!
周りにあわせて走り出すと「そんなに悪くないぞ」という感じ。しかし「ここでの油断が後にこたえる。
今回の風邪も油断で引いたんだ」と自制し、息が上がる前にウォーキングに切り替えて楽なペースで進むと、結構周りでも歩いている人が沢山。そうなんです、ホノルルマラソンってお土地柄もあり「自分のペースにあわせて楽しみながらフルマラソン」という方が多いんですよね。
大会側もそれは十分承知で、制限時間が無くいつまでもゴールで待っていてくれます。
これは初心者の方にもお勧めな訳です。私も「今日は完走狙いで、つらいだけの大会になっちゃうかな」と心配だったのですが、この「おおらかな雰囲気」のおかげで、楽しみながら走る(歩く)ことが出来ました。途中で青トラメンバーの中園さんにも偶然会えて(青トラ特注ピンクジャージが光り輝いて見えました)記念撮影もできましたし、物凄く沢山あるエイドで沢山の地元の学生さんたちからスポーツドリンクやスポンジをもらい、沿道からも沢山の応援(当たり前ですが殆ど英語です。ヒャーヒャー言いながら、まぁまぁ盛大に応援してくれます)をもらい、何とかゴール前の最後の直線へ。
「ここまで来れば無理をしても大丈夫だろう」と最後の一キロだけは、精一杯のスピードで走り無事ゴール。タイムは7時間と過去最高でしたし、楽しみながらとは言え最後はそれ相応に辛かったのですが、普段とは違う充実感があり「こういう走り方でも楽しめる」ホノルルマラソンってやっぱり凄いなと実感しました。
気候も良いですしコースも比較的フラットなので「タイム」を狙う方にもお勧めなのです。ただホノルルはマーペースでも十分楽しめますので、「これまでフルマラソンは走ったことの無い」という方や「以前走ったけれど辛くてもう言いかな」という方にも是非チャレンジしてもらいたい大会だと思います。「やっぱり楽しいホノルルマラソン」でした。
posted by 2012.12.31 | メンバー