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♯170の熊久保貴美(残念ながら男性)です。
平成24年7月1日(日)の富士スピードウェイの自転車レース。1周約4.5kmを22周、計100kmで競う。
思い起こせば、平成24年2月26日の東京マラソンの前日の東京ビックサイト。エントリー受付に来た際に、開催されていた東京マラソンEXPOでのフジテレビENJOY!SPORTブースが運命の出会いであった。
青トラのウェアを着た青山トライアスロン倶楽部の関口さんの人懐こい笑顔、「フルマラソンより、トライアスロンのスプリント・オリンピックデスタンスのほうが楽」との自信に満ちた語り口に圧倒され、トライアスロンに魅了された。40歳代でバイクの経験がない旨を告げると、アシスタントでいた女性が、手取り足取り指導しますから心配ありませんと心強いサポートの言葉。新しいもの好きの私は一遍に虜になった。この際、配布された富士スピードウエイでの250km、160km、100kmのバイクレースのパンフレットを後生大事に持ち帰ったのが懐かしい。
東京マラソン完走後は、フシブシの痛みを口実に生来の怠け癖が出て、ダラダラしていた。ゴールデンウイークの屋久島縄文杉登山での息切れに危機感を覚え、運動の2文字が頭にちらつき始める。
6月に入りネットで調べると、富士スピードウエイのバイクレースは参加者募集中・・・。勢いで、一番短い100kmのコースに申し込んだ。
冷静に考えると、バイク本体は勿論、ヘルメット・グローブ・シューズ、サングラス等ないないづくしであった。無謀なチャレンジであるが、周囲に参加を表明した手前棄権するわけにもいかない。
平日は仕事で時間が取れず、6月は土曜と日曜1回ずつしか空き時間が作れない。予定表をみるとバイクレッスンに時間が合わない。仕方ないので、青山トライアスロン倶楽部に泣きつき、大会前日の6月30日に、スターターキットの用意してもらい、パーソナルレッスンを組んでもらった。
神宮外苑のサマディで、アレッセコーポレーションの滝川さんからバイクの組み立て、操作方法、トラブル時の対処法を簡単に説明受け、スターターキット一式を渡してもらう。その後、外苑前の青山トライアスロン倶楽部パーソナルトレーニングセンターへ・・・。
河原コーチ指導の下、購入したばかりのバイクをローラー台に固定し、初めてバイクシューズを履く。シューズとペダルのロックのさせ方、ブレーキ・ギアの操作、姿勢などなど・・・。次に、コンピュータートレーナーを活用したロード走行のシュミレーション。坂道のアップダウンやカーブなど実践さながらの感覚で練習ができた。軽めのコース設定だったが、終了後は汗でびっしょり。ナノミストサウナで汗を流した後は、お肌しっとり、疲れスッキリであった。
足りないグローブ、サングラス、補給用のボトルを求めに近くのバイクショップへ。コーチからアドバイスをもらい、スムーズに購入。
絵画館近くの空き地に行き、コーンを立てコーナーリングの練習。加速・ブレーキの繰り返しで慣らしていく。コーナーを大回りして、ふらつきが出るがなんとなくイメージがつかめた。最後に駐車場に行き、前後輪の外し方・装着の仕方を丁寧に教わる。漠然とした自信が芽生え、パーソナルレッスンは終了となった。
翌日、7月1日は曇り時々雨の天候であったが、富士スピードウエイのスタートラインで心は熱く燃えていた。初心者の走る左側レーンをマイペースで走行。時速40kmも出すエリート選手には何度抜かされたかわからないが、安全第一を肝に命じる。第1コーナーのヘアピンカーブでは救急車が2台ほど出ていて、事故の物々しさが感じられた。
途中、青トラジャージの女性に「青トラファイト」と声をかけられ、あっという間に追い抜かれる。メンバーが参加している心強さとともに、励まし合う仲間意識に感動する。チェーンが外れるトラブルや大腿部が攣りそうになるアクシデントがあったが、無事に22周完走でき、100km走破の余韻に浸る。
宮古島大会で優勝した経験のあるエリート選手の河原コーチに、遅い時間まで親身になって指導してもらえたのは青トラメンバー冥利に尽きる。関口代表や滝川さん、蒲原さんに、無理な日程調整に快く応じていただいたことを感謝したい。
posted by 2012.08. 8 | メンバー