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先日、新木場のバイク練習に参加し、青トラメンバーの後ろを走りながら、
以前読んだ「ガンのV字編隊」のことをフッと思い出しました。
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なぜ、ガンはV字編隊で飛ぶのか?
「ガンって鳥は知っているよね。カリとも言うけど、空をV字の形で飛んでいくのを見たことがある
だろう。あれがガンだ。そのV字が実は下の地上からみるとよくわからないだろうけど、横から見る
と立体になっていることは知っているか?」
「知らない」と答えが返ります。
「なぜ立体になっているかは理由がある。前に飛ぶガンが羽ばたくと上昇気流が起き、後ろのガンが
少ないエネルギーで飛ぶことができるんだ。そのガンが羽ばたくと、今度はその後ろのガンがもっと
楽に飛べるようになる。だから、ガンはV字編隊で飛ぶんだ。
ただし、一番先頭のガンにはそうした効果がない。遠くまで飛ぶと疲れ切ってしまう。
すると、疲れた先頭のガンは編隊を離れ、ほかのガンが前に1つずつ詰めていく。離れたガンは楽
な後ろに移るんだ。一方、今まで楽をしていたガンは、まだエネルギーが余っているから、先頭を切
って飛ぶことができる。
こういう方法により、ガンは単独で飛ぶのに比較して71パーセントの力で、同じ距離を飛ぶこと
ができる。しかも、疲れているガンに対して鳴いて励ますこともする。また、1羽が編隊から脱落す
ると、2羽のガンが編隊からはずれていってサポートするんだ。
つまり、人間を含め動物というのは、ほかのサポートがあって初めてより良く生きられるんだ。
今、君たちは、右を見ても左を見ても友達がいるだろう。前にも後ろにもいる。目の前には先生も
いる。われわれみんな、一人だけでは何もできない生き物なんだ。
君たちは、一人で走るのと二人で走るのと、どちらが速く走れる? 二人で競えば、自分も思わぬ
スピードが出るんだよ。
人間は一人ではタイムが出ない生き物なんだよ。
これは仕事も同じことです。
一人でがんばっても限界があります。一人より二人のほうが力が出せるときがある、二人より三人
のほうが力が出せる時がある。そして、みんなで目指したゴールに到達した時、喜びは数倍にもな
る。
今一度、あなたの人生における人間関係の意味を考えてみてはいかがですか。
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出典「涙の数だけ大きくなれる」木下晴弘著 フォレスト出版
いかがですか?青トラ仲間と一緒に練習するから今の自分が有ることをしみじみ感じ、
「ありがたいなー!」という感謝の気持ちがフツフツと湧いてきました。
若いとき、後頭部の腫瘍摘出手術をした私は、本来なら薬と安静を強いられる身体。
そんな私が「おじさんアスリートに勇気を与えたい!」という、新たな夢に向かって、
年代別の金メダルを目指すきっかけをいただいたのが・・・青トラの仲間です。
青トラの皆さん、それぞれが各自の夢や目標を目指し、素晴らしい仲間と共に
最強の「青トラのV字編隊」を組み、みんなでゴールを目指しましょう!
沼田真清
posted by 2012.04. 5 | メンバー