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★マッコリ大塚のツールド沖縄参戦記★「市民100km」カテゴリでいきなり心拍数180オーバー!★

★マッコリ大塚のツールド沖縄参戦記★「市民100km」カテゴリでいきなり心拍数180オーバー!★

みなさん「自転車レース」ってどんなものがあるのかご存知でしょうか?
私も最近になるまで「自転車のレース」=「競輪」くらいにしか思っていませんでした。競輪以外に有名なの物に「ツールドフランス」というのがあると思いますが、これも名前くらいしか聞いたことありませんでした。そして「日本には競輪選手がいっぱいいるのだから、その気になればツールドフランスだって日本人が勝てちゃうんじゃないのぉ?」位にしか思っていませんでした。。。

じゃあ「実際はどんなレースがあるの?」ですが、大きく分けて「ロードレース」「トラックレース」「マウンテンバイク」「BMX」の4種類があるそうです。これらはそれぞれ走る場所や自転車の種類が違うらしく、競輪用の自転車をつかって競技場でやるのは「トラックレース」と言うみたいです。(競輪用の自転車って足を止めると車輪も止まってしまったり、前にも後ろにも変則ギアがついていないなど、実はとても特殊な物なのでした)
これに対して、私たちがトライアスロンで使う「ロードバイク」や「タイムトライアルバイク」を使ってやるのが「ロードレース」で、一般市街地などの舗装道路を使って速さを競います。中でも「ツールドフランス」みたいなやつは「ステージレース」と言われ、複数の日数(ツールドフランスは、なんと23日間も連続でレースをするそうです!!)競技を行い、もっとも早い人が優勝になります。これ以外に「ワンデーレース」といわれる「一日(一回)で決着する」というレースがあります。
そして、この「ワンデーレース」のなかで、私たち「一般市民」でも参加できる様な大会がいくつかあり、その中で最も有名といわれる大会が「ツールド沖縄」でして(だそうです)、今回こちらに参加してまいりました。

今回私が出たクラスは「市民100km」といわれるカテゴリで、距離としては上から三番目のクラス。最長の「市民210km」は「ホビーレーサーの甲子園」といわれるくらいレベルの高いレースで、ロード乗りの中でも別格と位置づけられるレースだそうです。
コースは、沖縄の最北端の「奥」といわれるところから、山を超えたり海岸線を走りながらゴールの「名護」まで行くもので、途中に6つの関門が用意されており、ちょっとでも気を抜くと「制限時間」で切られてしまう、それはそれは厳しいレースでした。(ちなみに、今年も30%の方が関門を通過できず足きりにあってしまったそうです)

沖縄には前日入りをして、レンタカーでコースを下見したのですが、そのときの感想は「これはやばいぞ、、、」でした。
前半は完全に山岳地帯。スタートからいきなりの登りで、下りきってしばらくすると、またまた大きな山が、、、そこをまたちょこっと下ると再びのぼりが、、、 車で走っても嫌になってしまうような道が延々と続きます。
そして、山を抜けると今度は海岸地帯。車で走ると気持ちよいのですが、自転車だと風が強くて、一人旅だと完全に折れてしまうだろうなと、、、そしてまたまた山が。
地図では小さな山だったりするのですが、走ってみるとこれが思った以上に急な坂道。数十キロを走ってからの山は、完全に修行の世界、、、
「普段から練習してるし、100kmくらいなら楽勝だぜ」なんて思いながら現地入りしたのですが、下見をして現実を知ると「完走もやばいぞ、、、」と、戦々恐々となりました。

そして当日。6:00にホテルを出て8:00くらいにスタート地点へ。
仲間と合流をしてスタートを待ちながら9:45ついに試合開始!!まずいきなりの登り。回りのペースにあわせてがんばっていたら、いきなり心拍数は180オーバー!!
「これはまずい」と思い、マーペースに切り替えると、早くも先頭集団から脱落。
それでも何とか次の集団に紛れながら二つ目の山へ。そこでも集団から遅れながらも、また次の集団に拾ってもらうという「情け無い」レース展開でした。
そして一旦山が終わり、かなり大きめの集団にまぎれながら(ロードレースはドラフティングは禁止されていませんので集団になります)海岸線へ突入しました。
すると集団による空気抵抗の軽減効果でしょうか、海風なんて物ともせず「ものすごいスピード」で集団は進んでゆきます。沖縄の青い空と青い海の中、ものすごいスピードで、バイクの一群が、まるで「空を飛んでいるか」のごとく駆けてゆきます。
これがもうむちゃくちゃ気持ちいい!!これはやってみないとうまく伝えられないのですが、この時つくづく「来てよかったぁ?」と思いました。
しかし、気持ちよいのも次の坂が来るまで。海岸線で少し頑張りすぎたのか、思いのほか足に力が無く、周りからどんどん遅れてゆきます。ついに拾ってもらえる集団も来なくなり、ほとんど一人旅。
そうすると関門通過もあやしくなったり、心が折れかけたりしてくるのですが、しかし「とりあえず完走はするんだ」という思いでペダルをこぎ続けました。
そして、もういくつ坂を上っり降りたりしたのかわからなくなりながら(本当に後半は記憶が曖昧になっちゃいました)、なんとか最後の関門を超え残り10km、名護市へ向かう直線道路へ。ここからは死ぬ気で漕ぎました。後10km走ればゴールです。
体力なんて残しておいたって仕方がありません。もう何でもいいからとりあえず漕いで漕いで漕ぎまくって、、、そして無事にゴール(^^)/タイムは3時間56分で、先頭からは51分遅れ、順位は201/412でした。

去年、トライアスロンをするために自転車を買って、練習がてら荒川を走りながら「一度くらい自転車のレースにでても良いかもな」とは思ってはいました。
しかし、自分がこんな本格的なレースに出られるようになれるとは思っておらず、そして自転車のレースがこんなに楽しいものだとも知りませんでした。
確かに、自転車をメインでやられている方たちとのレベルの差も痛感することとなりましたが(彼らは半端無く速いです)、しかし私たちもトレーニングをしていますので、全く歯が立たない訳ではない事もわかりました。
なのでトライアスリートの皆さんも、機会があれば自転車競技に参加してみてはいかがでしょうか。バイクトレーニングの励みにもなりますし、何と言ってもレースの中にドラフティングをしたときの「あのスピード感」を味わえます、あれはマジで病み付きになりますので。(笑)

追伸
毎食「ソーキそば」を食べました。特に最初に行ったお店(名前忘れました)のソーキは絶品でした。さすが本場!!

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posted by 2011.11.29 | メンバー

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