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皆さんこんにちは。赤福でカーボローディングをする男こと会員番号55のしゅうへいです。
1.参戦の経緯
私は昨年まで名古屋に住んでいまして、地元のトライアスロンクラブにも参加していたため、昨年の第一回大会は応援隊で参加しました。ちょうどその頃東京への帰任も決まったため、クラブの友人たちとは「来年のセントレアで再会しましょう」という約束をしました。
このような経緯もあり、第2回大会には、ぜひ選手として参加したいと思っていたのですが、当時の私は、ショートの大会でデビューしたばかりで、かつ、その大会で膝を痛めてしまったので、ゼロからというよりはマイナスからのスタートでした。
幸いなことに青山トライアスロン倶楽部と邂逅したことで、素晴らしいコーチ陣から正しいフォームをご教授頂き、素敵なチームメイトと切磋琢磨をしたことで、ミドルへの挑戦も現実味を帯びてきたとの実感があり、「まあ何とかなるだろ」と軽い気持ちでエントリーをしました。
私の様なナマケモノには先にエントリーして練習を頑張るというやり方がよいようです。
2.セントレア大会の特徴
三人の天下人を輩出した東海地方の特徴のひとつに、夏暑く冬寒い気候があげられます。(実際、自分も1年間当地に住んでみて、忍耐力が向上したと思います。)
トライアスロンも同様に昨年、今年と30度越えでしたので、9月にしては相当暑い中での試合になろうかと思います。
スイム→バイク、バイク→ランのトランジションが異なる場所にあることも珍しいのではないかと思います。そのため、トランジション袋を二つもらい、それぞれに着替えを入れて事前に預けておくのですが、私の場合、日焼け止めを入れる袋を間違えてしまい、ミディアムレア位にこんがりと焼きあがってしまいました。
そんな不注意な人は少ないかと思いますが、ぜひお気を付けください。
スイムでは海中の視界はあまり良くなく、バイクは起伏が結構ありランは平坦ながらフィニッシュエリアを一端通り過ぎてから7Kmくらい走るので、お預けに弱い私の様な人間にはしんどいコースです。
あとくどいようですが中部国際空港で赤福、坂角(海老せん)といった東海地方の銘菓や矢場とんのわらじカツ、まるは食堂の海老フライなどの名物が楽しめます。(とはいえ、味仙の台湾ラーメンは試合後にご賞味いただく方がよいかもしれません。)
3.各種目レポート
<スイム>
1500mで30分を切れない初中級スイマーではございますが、当日は波が高くスイムの距離が1200mまで短縮されたので、はりきって泳ぎました。いつものことながらだんだんバトルについていけなく
なり悲しかったのですが、ここで疲れてしまわないようにストリームラインを維持することに注意しながら泳ぎました。
フローティングスタートであること、コースロープが全くない状況というのは初めてでしたので、ドキドキして無駄に心拍をあげてしまいました。(いつも試合前は100拍くらいなのですが今回は120拍まであがっていました。緊張のみで脂肪燃焼ゾーンに突入したのは自分史上初だと思います。)
<バイク>
ローディーにしては大柄で、トライアスリートにしては体が絞れていない中途半端なワタクシにとって、バイク=下り坂といっても過言ではありません。とにかく下りでも90回転を維持すべく結構重いギヤ
に入れてガンガン踏みまくる一方で、のぼりに入るとすぐにインナーに落としかつ70-80回転に落ちるという状況でした。
どや顔ともう堪忍して顔(?)を交互にしていたんじゃないかと思います。
特に下りで時速40キロを越えた辺りからの地面にビタっと張り付く感じがとてもよく、フレームとホイールの実力にエンジン(自分自身)が追いついていないことが改めてよくわかりました。。。
最後に、つづら折れ等しんどいところに必ず応援の方がいらっしゃって声をかけてくれるのは、本当に力になりました。(蒲郡オレンジ他の大会もあるお土地柄なので、応援の方の目も肥えているということ
なのかもしれませんね。)
<ラン>
普段も15キロ以上走ることはあまりない人なので、とにかくキロ7分を維持することと、2キロ毎にあるエイドで必ず補給を取ることを心がけました。
皆さんからの応援に答えつつ2キロごとに小休止をとれば楽勝です、以上。で、終われるんじゃないかと10キロくらいまで本当に思っていたのですが、現実とは時に冷酷なもので、ペースは維持できている
のに、なぜかエイドとエイドの間隔が離れているように感じるようになりました。
14キロくらいでフィニッシュエリアの横を通過し、距離稼ぎのために同じようなところをぐるぐる回るのですが、ここからの7キロが強い日差しをさえぎるものもなく、景色もほとんど変わらないので、忍耐力が試されます。いやーいい年してホント泣きそうでした。
自分はキャラ的にガッツポーズといっても、右手をくいっと曲げる程度なのですが、今回ばっかしはフィニッシュエリアで自分の名前がコールされた時には、お前はフィラデルフィア美術館の階段を上りきったロッキーかといわんばかりに両腕を天に向けて突き上げておりました。
4.最後に
私のドタバタなミドル初挑戦にお付き合いいただきましてありがとうございます。
なかなかスマートに3種目こなせないのはお恥ずかしい限りですが、自分の限界をさらに押し上げることができて本当に良かったと思います。
ゴールテープを切るときは一人ではありますが、自分がスタートラインに立つに当たっては、コーチの皆さん、チームのお仲間、整体の先生やコンディショニングをご指導いただいているジムのトレーナーさん他の皆さんにに多大なるお力添えを頂いています。
いろいろな方々に助けてもらいながらも最後は自己責任というところがトライアスロンの魅力だと自分は思っています。
posted by 2011.10. 4 | メンバー