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9月25日の烏帽子岩オープンウォータースイムに参加させていただきました。
私はスイムが得意ではありません。そんな私でも心から楽しかった、と思ったイベントでした。
同じように苦手に思って、参加を躊躇されている方、とてももったいないです。
私の体験を書きますので、参考になればと思います。
海が大好き、でも私にとっての海はビキニ着て、ビーチでのんびりする場所でした。
最後に海で泳いだのは四半世紀の昔、伝説のハイレグ水着を着ていました。
そんな私がOWイベントに参加したのは、10月に出る予定の横浜シーサイドの大会に備えてです。
いくらなんでもぶっつけ本番はまずかろう、案内によれば、ボートも出るということだし、最初からボートに拾ってもらう気まんまんでした。
サザンビーチで、ビキニでもハイレグでもなく、ウェットスーツに着替え、集合。お迎えの船はどこ、と
探すと関口さんが「あそこです。あそこまで泳いでいって」え、あの船?沖にいるあの船ですか?
戸惑う私を尻目に、メンバーはスイスイと泳ぎはじめます。手にしたサンダルと、返す波に行く手を阻まれ、大苦戦。私は船にすら乗れないのか、と暗い気持ちになったとき、目に入ったのが白馬の王子様ならぬ、ジェットスキーのナイスミドル。船よりかなり近い。「乗せてください!」「どうぞ」。そして私はまんまとジェットスキーに乗り込み、烏帽子岩に向かったのでした。
ジェットスキーは快速。烏帽子岩まではあっという間。ここでみんなと第2陣のメンバーを待ちます。
船が泊まり、次から次へと海に飛び込む人々。ノルマンディー上陸作戦さながらに、華麗に水を切り、こちらへ向かってきます。え、烏帽子岩に横付け、って私だけだったの?
とんだお嬢様振りを発揮してしまいました。
岩の上では、潮の流れなどに関する注意を受け、バディを決めます。私のバディには頼りがいのあるシュウさんになっていただきました。そして緊張高まる中、海に飛び込み、シュウさんを探す私。いたいた、よかった。
でも、この後、私のスイムの遅さはシュウさんの想定外だったため、バーベキューまで出会うことはありませんでした。
どんどん前に進む他のメンバー。私は追いつこうと必死ですが、すでに誰もいなく、烏帽子岩は落ち武者のように迫ってくる。恐怖にかられた私はまたしてもナイスミドルを呼び、ジェットにさっさと乗り込み、
みんなの近くまで送ってもらう作戦に出ました。すると意外や意外、それほど引き離されていなかったことに気がつき、私にとって、この瞬間はまさしくこの日のターニングポイントでした。
遅くてもいいから、最後まで泳ごう、クロール、平泳ぎ、立ち泳ぎ。不思議とつらいとか、怖いと感じることがなく、青い空を見上げたり、気持ちのよい1日を心から楽しんでいました。そのうち、カズキ君とタケさんを発見。
タケさんは鵜匠さながらに、私たちの軌道修正をしてくれます。気が付けば、浜辺で腹ばいになって泳いでいました。
私をサポートしてくれた、青トラの皆さん、ライフガードの方々、ナイスミドル、どうもありがとうございました。
本当に初めての体験でしたが、気がついたことがあります。これから海で泳ぐ、という方に読んでいただければと思います。
・遠いは近い、近いは遠い
海では、思いっきり距離感が失われるようです。
・ウェットを着たあなたは沈まない
本当に沈まない、と思いました。
・あなたは一人ではない
青トラのメンバー、ライフガードの皆さんがあなたを助けてくれます。
posted by 2011.10. 3 | メンバー