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皆様、こんにちは!
会員番号42番のJUNです。
私ロードバイクが大好きで大好きで
毎朝、毎夕、自転車通勤、雨でもカッパ着て自転車通勤
乗らない日はないと言ってもいいくらいの自転車好きです(笑)
いきなりですがロードバイク乗りの皆さん!
あなたは既にトライアスロンの半分はクリアしてるも同然です!
ロード乗りの人って毎週末に1日で100km?200kmのロングライドなんてざらじゃないですか?
トライアスロンでのバイクパートはスプリントで20km、一般的なオリンピックディスタンスで40km、最長のアイアンマンですら180km。
あれれ?既に皆さんがいつも週末ライドやレースで走る距離よりも短くないですか?
オリンピックディスタンスのスイム1.5km、バイク40km、ラン10kmの各競技の距離を見ても
競技時間の半分はバイクに跨って走ってる時間なんです!
「バイク」はトライアスロンスタートの大きなハードルですが
すでにロードバイクをお持ちでバリバリ乗りこなしている皆様は
既にそのハードルを余裕でクリアしています!
これはそんなロードバイク乗りがトライアスロン(スプリント)に初挑戦したお話です。
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-レース当日-
レース会場に付くと「青山トライアスロン倶楽部」のテントが見える。
心強い「ベースキャンプ」だ。
先輩メンバーが既に来ていてくれて補給や給水のサポートをしてくれたり
受付の手順からトランジションのセットの仕方まで教えて頂き迷うことなく準備を進められた。
始めてのレース会場。一人だったらきっとあたふたしていたことだと思う。
メンバーと雑談しつつリラックスしていると
自分のウェーブスタートの呼び出しが掛りスイムスタート地点へ
ウェットスーツを着て待機していると隣にいたメンバーのMさんに
「JUNさんてウェットの姿だけ見てると凄いベテランに見える(笑)」と言われた。
そうです。私、体格だけはいいのでよく誤解されますが実は泳げません!(笑)
プールでもコーチに尻を叩かれつつひいこら言いながらどうにか時間いっぱい泳ぐといった感じです。
平然と落ち着いた顔のポーカーフェイスをしていましたがもう最初っから憂鬱でした。(泣)
スタート位置に付くとなんとプールの1レーンの隙間もないくらいのスペースに人が溢れている。
「えー!聞いてないよ!」と思っている間にどんどん人が後から入ってきて
スイムが不得意なくせに最前列でのスタートになってしまいました。
そうこうしてるうちにスタートの号砲。
案の定、嫌な予感的中!
泳ぎの速い人たちにどんどん上に乗られて押しつぶされる。
「うー、息できない!」
前に行かなきゃ!という思いと裏腹に
焦る気持ちで呼吸がうまくできず完全に過呼吸に。
「どうしよう!どうしよう!」と思っていると
コーチに言われた「苦しくなったら背泳ぎで休んでもいいよ!」という言葉を思いだす。
頭を上にしてしばし浮かんで息を整える。
「あー、天気いいなぁ…なんで俺こんな辛いことやってるんだろ…」
そんな思いが頭をよぎりリタイアという文字が頭に浮かび悪魔がささやく。
それと同時に「なんだ!ロード乗りって大したことないじゃん!って言われて悔しくないのか!?」
そんな天使の声が聞こえる。
悩んだ末出した結論は
「とりあえずどうにかして地上まで行くぞ!陸に上がればこっちのもんだ!」
…で、それはいいけどこの現状どうする?
しばし考える…閃いた!!
そうだ!過去にオリンピックでメダルを取った偉大な水泳選手が居た。
「鈴木大地!」その人の泳ぎは圧倒的な強さの「背泳ぎ」だった!
「ルールでやっちゃいけないって言われてないんだから背泳ぎだってOKだよね?」
かくして前代未聞の背泳ぎでスイムパートをこなす選手の誕生となりました(笑)
水を得た魚のように背泳ぎオンリーで第一ブイを目指す。
呼吸もずっと出来るし楽々!行ける!行けるぞ!
途中、ライフセーバーの人に「大丈夫?掴まる?」と言われたが
「いや、これ私のスイムスタイルなんで気にしないでください!(笑)」と言いつつ背泳ぎ続行。
他の人も「大変な奴が現れた!」と思ったのかコースを避けて抜いて行ってくれる。
ホント申し訳ありませんm(__)m
コースがあけばこっちのもので悠々と背泳ぎで第一ブイを回り
スイムフィニッシュ地点へ「背泳ぎ」で向かう私。
もうここまで来ると貫き通すしかないよね!
とばかりに「背泳ぎ」でスイムフィニッシュ!
スイムフィニッシュ地点には人もまばらで
もう誰も居ないだろうなぁ…と思いながらトボトボと陸に上がると
「ナイスファイト!ナイス背泳ぎ!(笑)後は好きにやっちゃって!」と某先輩の声が!
俺一人じゃない!こんな時まで待ってくれるなんて!
ちょっと感動!
ここで一気にやる気が復活!
しかし、お恥ずかしい話、この地点での順位は132人中129位くらい(笑)
残ってるバイクなんてほぼゼロです。(汗)
急いでトランジション地点へ向かい体を拭き
心機一転、この日の為に用意したTT仕様ヘルメットを被り
お気に入りのレース専用TTバイクを押しながらスタート地点へ
「ここが見せ所!じゃー、いっちょ行きますか!」
自分に気合を入れてバイクパートスタート。
陸に上がればっこっちのもんとばかりにガンガン加速する。
幸いスイムをかなり「背泳ぎ」でサボった?為か体が軽く
「これは全然余裕!」と感じたためトライアスロンでの節約走とはお世辞にも言えない
タイムトライアルレース向きの走り方に変更。
20キロくらいの「短距離バイク走」なら余裕で体は持つと確信し
35km/h…40km/h…45km/hとガンガン踏んで加速していく。
「すいませーん!右から行っきまーす!!!!」と大声で後方から叫びながら
猛スピードで横を抜いていく宇宙人ヘルメット(TT仕様)はさぞかし怖かっただろうと思う(汗)
何十台抜いただろうか…気づいたらあっという間にバイクパートの20キロは終了!
ランパートへ切り替える為にトランジションエリアへ向うと
バイクの台数を見ると「あれ?まだ半分くらいしかないじゃん?」
どうやら最後尾周辺から65人くらい抜いてきたようです^^;
どうにか「ロード乗りすげーな!」って言ってもらえる威厳は保てました(笑)
こうなっちゃうともう「自分のお仕事終了!」みたいな気分が漂い
後はランで走ってゴールするだけ!という感じで一気に気が楽になりマイペースでランを走っていると
バイクパートで途中で抜き去ったMさんの影が背後に…
「JUNさんバイクすっげー速いよ?!(笑)」と言ってくれるが
「いやいや、あなたのランの追い上げめっちゃ速いですやん!(笑)」
お互いに抜きつ抜かれつのデットヒートを繰り返し
Mさん、私の数秒差で連続フィニッシュ!(64位/132人中)
3競技バランスよく全部完璧に出来れば凄いに越したことはないけど
それぞれに得意不得意は必ずあるのが普通です。
バイクな得意な私に対してランが得意なMさん。必ず互いに見せ場がある!
得意な面はさらに磨き、対してわからない部分はお互いに教えあって補う。
「いやー、デットヒートで楽しかったね!」お互いに健闘を称えあう。
これぞトライアスロンの醍醐味!
Mさんに言われた
「JUNさんは青トラの鈴木大地だよ!(笑)それにバイクパートの追い上げはやっぱ凄い!
記録よりも記憶に残るアスリートって格好いいよ!」
「トライアスロンやって良かった。俺、この人たちともっと上を目指していきたい!」
そう思えた瞬間だった。
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以上、ロードバイク乗りの初トライアスロン挑戦編でした!
お話しましたように私はスイムは得意ではないのですが
もし同じように「ロードバイクは乗れてトライアスロンに興味はあるけどスイムやランはからっきしダメだから…」
と躊躇してるあなた!ご安心ください!
青山トライアスロンのレッスンは3種目満遍なく開催されていますので
「バイクは自分で出来るけどスイムやランだけは徹底してやりたい!」という
レッスンクラスを選択しての参加もOKです!
もちろん、バランス良く万遍なく全てのレッスンに参加して学びたい!というのもOK!
それ以外にもロングライドイベントやオーシャンスイム&バーベキューと
毎週、毎月と様々なイベントが開催されていますので
「お決まりのパターン練習で飽きちゃった!」とは言わせませんよ!
「いつもサイクリングロード一人で走ってるけど仲間が欲しいなぁ…」でもOK!
「ロードレースも色々やってきたけどそろそろ違った変化が欲しいなぁ…」でもOK!
ここだけの話、意外に自転車出身のトライアスリートって少ないんですよ!^^;
そんな世界に既にバイクにガンガン乗れる人が来るってことはいきなりスーパーマン登場!みたいなもんです。
今こそあなたの力が必要なんです!I NEED YOU! I WANT YOU!(笑)
自転車乗りの皆さんの体験参加お待ちしてます!
posted by 2011.06. 8 | メンバー