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行ってきましたExterraジャパンチャンピオンシップ丸沼!
今年トライアスロンデビューしたばかりなのに
無謀にもそのオフロード版の日本最高峰である大会にエントリーするという無茶ぶりです^^;
丸沼大会はマウイ島で行われるExterraワールドチャンピオンシップへの参加枠選考大会にもなるので
予想以上に参加選手のレベル、コースの難易度も高く(EXterra世界戦の中でも最も難しいコースと言われています…)
事実、EXterra丸沼はアイアンマンと同じくらい達成感が高いといわれる高難易度のレースで自分の甘さと至らなさを思い知らされたレースとなりました><
Exterraがどのようなものか知らない方にご説明しますと
アメリカ マウイ島で発祥した競技であるオフロード版トライアスロンです。
湖スイム1.2km、マウンテンバイク25km、トレイルラン10kmで競われます。
これだけ聞くとトライアスロンのショート版みたいで簡単にいけそうに思えるんですがExterra丸沼の舞台となる場所はこのレースのためだけに3日間だけ開放される自然保護区域で年間を通して「危険!立ち入り禁止!」、「崖崩れあり!近寄るな!」「増水の恐れあり遊泳禁止!」と言った普段は一切、人間の手が入っていない大自然の原生林&湖の中を走破するレースなのです。
実際にExterraに参加すると人間の力ではどうにもならないような大自然が容赦なく行く手を阻み,いかに普通のトライアスロンが人間の手によって整地されたコースやルールによって守られた比較的安全なスポーツなのかを確信するほどかなり危険度の高い競技です。
標高1450mの湖、低酸素で息苦しい上に淡水で浮かないスイム。
マウンテンバイクは未開拓の藪や原生林の中をコースマークの目印だけを目安に駆け、5m近いの垂直の崖をバイクを肩に担いで登り、ビルの4階くらいの高さの崖をバイクを担ぐ、もしくは一緒に滑って落ちる幅員1mもない道ですぐ横は崖下10mは湖、ミス=水没して大怪我という場所をハイスピードで飛ばし、川をバイクで横切り、乗れなければバイクと一緒に泳ぐ!!(笑)
後半に待ち受ける延々と10km近く続く斜度10%以上の砂利道、滑る赤土、小川登りと続くジープロードを走る絶望感…
トレイルランはトレイルとは名ばかりで実際には原生林のジャングルの中を駆け巡るエクストリーム系アドベンチャーランです。
倒木をくぐり乗り越え、がけ崩れしている岩場を走り、岩に飛び乗り&飛び降り、湖畔のコース上が倒木や落石で埋まっていれば湖の中へ腰まで浸かって進み20m近い高さの崖をロープ一本のみで登り、ロープがない場所は木の根っこを掴んで登る、
木の根っこすらない場所は己の指を地面に突き立ててでも這って進むダムの放水土管の中を駆け巡り、川の中を上り&下りともはや気分は川口探検隊です。^^;
-スイムスタート-
水質は良いのですが日が差して海底が見える海と違い
湖や沼特有の深さと暗さで底が全く見えず
未知のマッシー(丸沼の未確認生物…)でも出てくるんじゃないかという恐怖感です…
さらに標高1450m、淡水で浮かないということもあり平地で行うトライアスロンオリンピックディスタンスの1500mよりも息も心拍も上がってかなり苦しい戦いを強いられました。
そんな中、毎年参加してるような猛者たちは
1200mの比較的に短距離且つ、スイム順位=その後の順位も決まってしまい、ほぼ抜けないバイクコース設定を知ってるためみんなスプリントの大会じゃないかってくらい飛ばす飛ばす!
それに吊られて全体のペースも上がる上がる…ホントにバカっ速です!><
-バイク(MTB)スタート-
中の下くらいの順位でスイムアップ
ここからバイクで追うぜ!!…と思っていた僕がバカでした><
丸沼のバイクコースは基本乗れません。
基本は担ぐ、落とす、滑るです。(笑)
しかも、常設されて整備されているマウンテンバイクコースなどと違いコースがあってないような大自然の原生林の中のシングルトラックを進んでいくので、抜かせるようなポイントがほとんどないのです。
スタート直後に原生林の中に突入
3km地点で右足ふくらはぎに激痛が走りました。
最初は枝でも足に突き刺さったのかと思いましたがよく見ると蜂が突き刺さってます!!
すぐに蜂を掴み引き抜いて潰してカーフガードの下を確認。
恐ろしいほどにどんどんふくらはぎが膨らんできていました。
右足の膝から下の感覚がなくなり筋肉が硬直
もはや左足だけでペダルを廻すような状態。
ここで思いきりスピードダウンし後続にどんどん抜かれ
得意のバイクでこんな状況では無理と弱気になりリタイアも頭をよぎりました。
途中、止まってくれる人が居て足の状況を見てくれました。(感謝!)
針は残ってないしアナフィラキーショックにもなってないので大丈夫だろうという事で「行けるとこまで行こう!やってみようぜ!」と言われ動かない右足を引きずりながらもバイク続行。
この時点でバイク残り22km。
Exterraは外部からのアシストは禁止ですが、選手間での協力はOKなのが醍醐味のひとつでもあるんです。
むしろそれをしないと大自然相手には生き残れないのです。
先に進むと「あー!!!!!!!」という断末魔が!!
「前方で落下ぁぁぁぁ!!止まってー!!」という声が…
前を見るとバイクごと崖から湖に選手が転落していました><
「よーし!みんな助けるぞ!」の声で前後の一団は一斉にバイクを降りてみんなで手を繋いで崖の下へ降りて落下した選手とバイクを引き上げ救出。
落下した選手はバイクパンツが全部切れて半ケツ状態、
さらに半身擦過傷になっておりもはや続行不可能。
スタッフにリタイアを伝えておくという事でその場に負傷選手を残し先に進む事にしました。
その先も高級バイクなのに衝突でブレーキのディスクが歪んでしまい走行不可になり
「なんでだよー!!」と納得できずに泣き叫んで立ち往生している選手。
「あー!!!!!痛ってー!!動けよー!!」
あまりの滅茶苦茶なコース設定の為、足が吊ったり転倒で肩が外れて動けなくなり地面に転がって泣き叫んでいる選手など、進めば進むほど普通のトライアスロンでありえない光景が繰り広げられていきます。
この先も登りはバイクを肩に担いで垂直な崖を5m近くよじ登るとか
斜度15%以上の赤土でマッドコンディションの登坂など
もはやモーターでも付いてないとこれ登れないでしょ…ってコースばかり。
さらに下りはもっときついです…基本全行程の50%くらいはバイクには跨れません!(笑)
バイクを担ぐ、もしくは落とす、一緒に滑り落ちるでビルの3?4階建てくらいの高さの崖から一気に降りるなど無茶苦茶なコース設定が続きます。
みんな「ファイトぉぉぉぉ!!!!いっぱーつ!!!!」などと叫びながら重さ10?13キロ近くあるバイクを担ぎながら行軍していきます。
あのオロナミンCの宣伝でやってることを素でやらせるのがExterraだと思っていただいて間違いないですね。(笑)
唯一、バイクに乗れるような場所は後半の斜度10%以上の砂利道ヒルクライムや水の流れる小川の沢登りが延々と10km近く続くジープロード幅員1m、右は山、左は5m下に湖が待ち受ける崖でブレーキングを誤ってコースアウトすると一発で湖へどぼーん!と言ったようなそんな馬鹿馬鹿しくなるような場所ばかりです…
コース設計者のまともにバイクで走らせないぞ!という悪意を感じます。(笑)
そもそも普通にバイクで流せて足を休ませられるような場所は一箇所もありませんでした。^^;
-トレイルランスタート-
マウンテンバイクスタート3km地点で蜂に刺され、
その後22kmは気力だけでペダルを廻してきたのでもはや右足は引きずる事しかできず
走ろうにも体が動かず、気力が体の限界を超えて動いている状態でした。
しかし、ここまで来たらやってやろう!という思いに加え
青トラでExterra完走してるの誰も居ないじゃん!って欲も出てトレイルランニングも続行する事となりました。^_^
蜂に刺されていることもありスタート直後のエイドステーションでしっかり補給しながら休憩。
ここぞとばかりに置いてあってSHOTZやウイダーインゼリーをタダ飲みしまくる(笑)
まずは湖畔に沿って走っていきます。
湖畔は岩がごろごろしており足を取られます。
途中、湖に流れ込む川へ飛び込み膝までつかりながら横切り先を進みます。
先へ進むと「危険!落石注意」の看板がある岩場が(汗)
がけ崩れする岩場、踏み外すと湖へ真っ逆さまな岩場を乗り越え、飛び降り進むと巨大な倒木が道を塞いでいます。
倒木をくぐり抜け、飛び乗り、さらに乗れないような大木がある場所は湖の中に腰くらいまで浸かって泳いで進みました!^^;
先に進むと行き止まり…「これどうするんだろう?」と思ったら垂直な赤土の崖にロープが一本だけたらされてます…
上を見ると10mくらい上までロープが続いてます。
これを登れと…( ̄0 ̄;
ロープを腕力だけでよじ登ると、今度はその登ってきた崖の斜面をロープもなしに水平に移動します。
足場もロープもないので頼りになるのは木の根っこのみ。根っこを掴み先に進みます。
根っこも物を選ばないとブチブチと切れる切れる。しかも切れたら最後、命綱なしで10m落下と…
さすがExterra…注意事項の最初に怪我、死亡のときはウン千万円保険が出ますと書いてるだけあるなと納得(笑)
さらに進むと根っこすらなくなって進めない状態に…
ここで自分の野生の本能が目覚めました(笑)
指を熊のように開き、指を地面に突き刺して進みました。
「うわぁぁぁぁ!!!!」とか叫びながらひたすら崖の赤土に自分の指を突き刺して這って進む進む…
もはや格好とか見た目とか関係ないです。まさに本能だけで動いてる状態。
その後もコースがあってないようなジャングル地帯を進み川を上り、下ります。
途中にはなんとダムの放水用の土管の中を進ませる場所まであります!!(笑)
先へ進むとスタッフが居て…
スタッフ「あー!ストップそこあぶな…」
俺「うわぁぁぁぁぁ!!!!」
底なし沼のような泥沼に腰までつかってしまいスタックしました(泣)
スタッフ「あはは(笑)これで5人目ですよー」
俺「あと3秒早く言ってくださいよ?(怒)」
スタッフの手を借りると失格なのでどうにか自力で這い上がる。
全身ドロドロになってしまいましたがもはや人目なんかを気に出来ないくらいの精神状態だったので
すぐ横に流れていた小川に全身寝転がって顔を洗い、体も洗ってリフレッシュ(笑)
もはや野生児ですよ野生児!!(笑)
原生林を抜けた最後はようやく舗装路となり2km程の距離をゴールゲートへ向かいダッシュ!
もう蜂に刺された右足とか体に付いてるのかどうかもわからないし感覚もないです。
そしてようやくゴールゲートが見え5時間ぴたりくらいでフィニッシュ!
98位/160人でした。
制限時間は5時間半ですがこれはほんとにぎりぎりのタイムです。
マウイ島世界戦選考枠に入れるトップ選手ですら3時間半がゴール目安ですから
普通に練習していても4時間?5時間は掛かるコース設定であり
かなりタイトな時間設定がされていて全く気が抜けない状態です。
蜂に刺されていなくても4時間切れるだろうか…
50分後くらいに一緒に参加していた女性青トラチームメイトの小野寺さんも無事フィニッシュ!
タイムオーバーとなってしまい公式記録は出なかったようですが、同じコースを完走してきた小野寺さんのガッツにはいつもびっくりさせられます。
お疲れ様でした!来年も是非行きましょう!^^/
ゴール時間には既に周りも暗くなり辺りにはファイアートーチが灯りさながら南国の雰囲気になります。
レース結果発表、ダンス、太鼓の催し物などをバックにカーボパーティーとは名ばかりですが…カレー、焼きソバ、ステーキ、BBQなど食べ放題パーティーで盛り上がるのもExterra丸沼の魅力です。
それらのパーティーを運営してくれるのも地元の小中学生やペンション村の人たちなど暖かい人ばかりでExterra世界戦の中の1戦でありながらも最もアットホームな運営であるのが魅力の一つです。
残念ながら僕はペンションでの食事がありレース後には帰ってしまったのですが、来年は是非とも最後のパーティーまで残って盛り上がりたいと思います。^^
蜂に刺され、崖から落ちたり、バイクコースなのにバイクを肩に担いで山を登り下り、泥沼に埋まり、ランの途中なのに湖で泳ぎ(笑)、全身泥だらけになり、やってる最中は「こんなの考えた人絶対頭おかしい!!」「これで死人出ないのおかしいだろ!!」って叫びたくなるような精神状態…
ほんとに最高にツラく、突き抜けるくらいに大バカな大人の泥んこレースです完走するとこれが不思議とまた来年行きたい!絶対に今度は丸沼の大自然ともっと仲良くなってやる!
そんな風に思える最高のレースでした!
大会プロデューサーの白戸太郎さんが言っていました。
「Exterra丸沼は頑張る人ほど完走できません。
丸沼の自然と仲良く、地球と向き合ってどうしたら先に進めるのか楽しみながらレースしてください。」
ここに宣言します!
僕の来年目標は佐渡Aでもハーフアイアンマンでもなく
ここオフロードトライアスロンExterraジャパン丸沼の選考で
Exterraマウイ島世界選手権の選考枠に入れるよう努力して目指します!
まだまだ35歳ですからExterra7年やっても42歳、
それから佐渡A目指しても青トラ中心メンバーである40代の先輩方には追いつけますよね^^;
それほどまでに自然と向き合い、自分の極限状態の精神と戦うこのExterraというレースに魅せられてしまいました。
来年も青トラExterra部は存続決定致します。^^v
勿論、普段の練習は青トラの練習ありき、そして通常のトライアスロン大会も並行で参加しますよ~!^^/
(後日談:早速、数日後にレース用MTBを見積もりに行きました^^;)
最高にバカな大人の泥んこレース
地球と交わり自然と仲良く出切る人ほど速い!
湖畔×スイム、野山×MTB、原生林×トレイルラン
OFFROAD×トライアスロン
決められたコースや舗装路じゃない!道を少し外れるくらいが、人生は熱い!
Exterra最高!!
トライアスロン完走できれば人生なんでもできそうな気がする
そんな甘い考えからトライアスロンを始めてみました。
始めるにあたって何が必要か、何から始めたらよいのかまったくわかりませんでしたが、
青トラの体験に参加してみんなとっても優しく気さくだったので、入会をすぐに決めました。
!
週2回の練習に参加していくうちに、コーチやメンバーの方々からのアドバイスで
走るのが少し早くなったりと、練習に行くことが辛いと思ったことはなく、いつも楽しみでした。
やっとバイクを買ってデビュー戦を昭和記念公園に決めて、そのことをみんなが応援してくれたことが
とてもうれしかったです。
大会まで1週間をきると、私にできるのかと不安になって夜もうまく寝れない日が続きましたが、
練習でみんなが沢山のアドバイスをくれ、何より楽しもうって気持ちが大事なんだよって
教えてもらいました。
そのおかげで大会前日はとても楽しめました。
会場に着くまでは何度もトランジッションのイメージを繰り返して不安な気持ちで向かいましたが、
会場について青トラのユニフォームを着たメンバーを見た瞬間に気持ちが和らいで、
自然と笑顔でいられました。
直前までみんなにアドバイスをもらい、水泳がスタート。
一番得意と思っていた水泳がものすごく辛くて、早くも苦しい・・
途中どこへ向かってるのかよくわからなくなり、緊張しているせいか息がすぐに切れて
何度も立ち止まってしまいました。
苦しい水泳が終わってトランジッションへ向かうと、メンバーの声が。そのたびに安心できました。
アドバイス通りあせらずゆっくりバイクの準備をして、バイクスタート。
バイクは何十人という人数に抜かされ本当に練習不足だと感じました。
最後のランも辛かったですが、コーチに教えてもらったアドバイスを思い出しながらがんばり、
そして辛いと思わず楽しもう!というアドバイスを思い出し、後ちょっとで完走できる!
という思いに切り替え、楽しみながら走れました。
無事完走できた後には青トラのメンバーが温かく迎えてくれ、完走した喜び、
そして思っていた以上の達成感。
まさかの年代別で3位に入賞したときは本当にうれしかったです。
メダルは一生の宝物です。
私がここまで出来たのは私一人の力ではなく、関口さんをはじめアドバイスしてくれた
河原コーチ、原田コーチ、そしてメンバーの方々、応援してくれたメンバーのみんな、
そして一緒にレースに参加したメンバーのおかげだと思っています。
もっともっと練習して次はもっと頑張りたいです!
「切れた!」、8/21に地元の手賀沼で行われた、トライアスロン大会を完走した時の第一声でした。
手賀沼トライアスロン大会は、今年で6回目となるが、第1回当初から、地元民としては、とても気になっていた大会でした。
開催地の手賀沼は、1974年から2001年までの27年間、連続で日本一汚い湖沼に輝いた過去を持っており、その手賀沼でトライアスロンが行われること自体、信じられなかった。
しかも、8月中旬の一番暑い時期に。。。
この大会を完走できる者は、別の意味で鉄人ではないだろうか!
そしていつしか、地元民として一度は出てみようと思うようになり、それが、私がトライアスロンを始めたきっかけの一つであった。
私は学生時代に水泳をやっていたが、社会人になってからは仕事に追われ、たまに行われるマスターズの大会前に少し練習する程度で、本格的なトレーニングからは20年以上遠ざかっていた。
そんな中、昨年10月に転機が訪れ、自分の時間が持てるようになり、久しぶりに体を鍛え直そうと思った。
まずは、週に3日ほど走り始め、年始には、「トライアスロンの大会に出て完走する」という目標を立てた。
2月からはスイム練習を始めたものの、練習開始当初は、200mで息が上がってしまった。
「練習方法はこのままで良いのだろうか?」
さらに、トライアスロンの知識が全くなかったこともあり、
「道具は何を揃えなければならないのだろうか?」
「大会前にどのような準備が必要だろうか?」
様々な不安が頭をよぎり、これらの不安を払拭すべく、トラ博会場にて、ついに青トラの門を叩くことに。
青トラ入会後は、素晴らしい仲間、コーチに出会い、楽しくトレーニング。
そして、5月の彩湖大会でスプリント、6月の酒田大会でオリンピックディスタンスを無事完走することができた。
完走を果たした後は、2時間30分を切ることを次の目標にして、練習再開。
その後、順調に練習を重ね、手賀沼大会目前という時に、予想外の試練が待ち受けていた。
9月の佐渡大会に向け、友人と手賀沼で朝練を行った際に、両足親指が爪下血腫に。
「やってしまった!」
新しいシューズでいきなり20km走ったのは無謀だった。
触れると痛くて、このままでは走れない。しかも、手賀沼大会まで、残り1週間。
爪下の血を抜くと治りが早いと聞き、針で血を抜く荒療治に!
そして試合までは、ひたすら栄養と睡眠を取って、運を天に任せることに。。。
2011年8月21日(日)、手賀沼大会当日。
天が味方したのか、足の方は、大会前日に痛みが殆どなくなり、何とか走れる状態に。
「よし、いける!」
小雨は気になるが、気温22℃と、この季節にしては、絶好のコンディション。
青トラのトライスーツに着替え、バッグに必要な荷物を詰め、自走で、大会会場に到着。
受付、ナンバリング、トランジッション準備をすませ、開会式後に、全員で準備体操。
と、その時、鮮やかな黄色いジャンパーが目に飛び込んできた。
ボランティア参加のタカリンから暖かい言葉を貰い、スイム会場へ。
そして、雨の中、いよいよ競技スタート。
<SWIM:1.5km>
遙か彼方のブイを回って戻ってくる1周回のコース。
小雨の中、アンクルバンドを装着し、35年ぶりに、手賀沼に入水。
やはり、水が汚い。水中視界はゼロ。
しかも、折り返し地点のブイは、雨の影響もあり、霞んで見えない。
軽くウォーミングアップをして、フローティングスタート地点へ。
「おっ、足が着く!」と思ったら、ずぶずぶっと、ふくらはぎまで沈んでしまった。
湖底はヘドロ状態。一気にモチベーションがダウン。
そんな中、フォーンが鳴り、一斉にスタート。
水しぶきと歓声の中、バトルをうまく乗り切り、いいポジションにつける。
練習の成果もあり、マイペースで泳ぎ切り、スイム終了。
梯子を登り、桟橋を駆け抜け、トランジッションエリアに。
ヘルメットの向きを確かめ、スムーズにバイクの装備完了。いざバイクスタート!
<BIKE:40km>
8kmを5周回する平坦なコース。
普段練習で走り慣れたコースではあるが、雨の中走るのは初めて。
不安を抱えつつ、小雨の中、水しぶきを上げながらスタート。
スタート地点では、審判員として参加の前田さんから応援を受ける。
やはり、青トラ仲間からの応援は、心強い。
点在する水たまりを突っ切り、コーナーでは早めに減速し、最善の注意を払いつつ雨の中を激走。
そして、1周目の折り返し手前で、見覚えのある黄色いジャンパーが目に入る。
タカリンからの力強い声援。思わずDHバーを持つ手に力が入る。
1周目が無事終了。ラップタイムは、目標通り15分。
「頑張って、このペースを維持しよう!」
降り続く雨の中、周回を重ねるたびに、タカリンから元気を貰う。
後半少しバテたが、転倒することもなく、無事バイク終了。
シューズを履き替え、キャップをかぶり、時計を確認。
1時間45分ちょうど。ランで45分を切れば目標達成できる。
気合いを入れ直して、最後のランへ。
<RUN:10km>
3.3kmを3周回する平坦なコース。
小雨降る中、気持ちよくスタートしたものの、1周目の往路で右足ふくらはぎに痛みが。
少しペースを落とし、ポジションを意識して走るうちに、痛みが治まった。
折り返し地点では、和太鼓による応援を楽しみ、復路はリラックスして走り、1周目を終える。
ラップタイムは15分と悪くない。
熱くなった心と体を、霧雨が、心地よく冷ましてくれる。
そして、2周目、3周目と、徐々にタイムを上げていき、ついにゴール。
「切れた!」
オリンピックディスタンス2戦目で、念願の目標達成。
☆総合記録:02:29:15 362人中62位☆
やっぱり、トライアスロンは気持ちいい。レース後の達成感が何とも言えない。
またこの感覚を味わいたい。
そして、どこまでやれるか、もう少し自分の限界にチャレンジしようと思う。
素敵な青トラ仲間と一緒に。