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2011年シーズンをもって社会人アメフトを引退。学生時代より8年間のアメフト現役時代に終止符を打ちました。
母校の大学のアメフト部のコーチをやっているので日々の充実はあるのですが、自分自身でできない何か物足りなさがありました。
その何か物足りなさを解消するために、自分を最大限に高められるスポーツを始めようと思いました。
そして、以前から興味を持っていたトライアスロンに挑戦しようと青山トライアスロンクラブに飛び込んでみました。
6月の半ばから練習に参加をして、7月8日のシーサイドに申し込みをして完走を目標にまず一月チャレンジしてみました。
体が重くてしょうがない。6月頭には85キロあったアメフト体系を何とかせねばとしぼりにかかりました。
ジムで泳ぎ、ちゃりんこで通勤し、時間があれば走って、青トラの練習に参加と、食事制限。。。
体はどんどん絞られ、走るスピードはどんどん上がっていきました。そして、体重はなんと85キロ⇒78キロへ
いつの間にか、現役学生よりも走れるようになっていました。体の準備はできてきた!!
しかし、トライアスロン何を準備すればいいのだろうか?大会はどんな感じなのだろうか?。。。
トライアスロンというスポーツに対して謎だらけでした。そんな中、助けていただいたのが青トラのメンバーの方々です。
練習の時は、みんながお互いに声を掛け合って効果的な練習をしようという空気があり、やり方がわからなかったりすると、みんながすぐに教えてくれました。また、練習の後は、わからないことだらけの自分を飲みに誘ってくれて色々教えてくれました。
大会に向けて何を準備すればいいかFBを見ればなぞはすぐに解けました。
必要な用具も皆さんが貸してくださいました。
そして、当日の現場への車の乗合まで手配してくださりました。
至れり尽くせりで、青トラがなかったらこの7月8日大会当日にスタートラインに立っていなかったと思います。
7月8日大会当日!初めてのトライアスロンに緊張しっぱなしでした。
ウェットスーツは湯浅さんが貸してくださり、ゼッケンバンドは沼田さんが貸してくださり、青トラスーツは横溝さんが貸してくださいました!
本当にありがとうございます!これらを貸してくださったので辛い時も歯を食いしばって頑張れました!
私はウェーブ12で全体で最後の方のスタートでした。他の青トラの皆さんが先にスタートして懸命に走っている姿を見て勇気が湧いてきました。
とうとうスタートの時がやってまいりました。同じウェーブのKJとウッチーとゴールで会うことを約束し、スタート!!!
スイム400!!短いから何とかいけるだろう。そう思っていたが、予想外に海でのスイムは恐怖がありました。一緒のウェーブでのバトル!
息つぎで何度も顔面を殴られ、上に乗っかられたり、パニックの連続でした。短いと思っていたスイムはかなり長く感じられました。
もう無我夢中で泳いでいました。なんとか泳ぎ切りトランジションへ。途中に青トラのみんなの応援!元気をもらいました!
バイク20KM!!ちゃり通で鍛えたので、とにかくシャカリキにこぎました!
しかし、バイクをしっかりトレーニングしてきている人にどんどん抜かれる。
本当にみんな速い!しかし何とかついていこう!とシャカリキです。
Uターン地点で、青トラのみんなの応援!負けない勇気をもらいました!
ラン5KM!!トランジションから走り始めた瞬間、足に異変が。。。つりそうになる足。なんだこれは。。。このまま5KM走れるのか??
我慢、我慢、我慢。とにかく足を前に出しました。1週走ると足はなんとか慣れてきた。このままいける!すれ違う青トラのジャージ。
沿道の青トラのみんなの応援。最後の根性をもらいました!ゴールしたらぶっ倒れよう。それまで少しでも遠くに足を出そう。
夢中でした。そしてゴール!!!出し切りました。
ゴールの瞬間の達成感!!なんだこれは。この感覚、最高だ!そして、ゴールで待っていた青トラのみんなの笑顔!これまた最高だ!
トライアスロン。こんな達成感を味わえるなんて、なんて素晴らしいスポーツなんだ。
青トラのみんな。トライアスロンを始めてから今まで何度助けてもらったんだろう、最高の仲間だ。
これは贅沢なスポーツだ!!もっと早くなりたい!!ODにチャレンジしたい!みんなでこの喜びをまた分かち合いたい!トライアスロンにもっとのめり込むことを決意しました!この青山トライアスロンクラブで!
チームU30で盛り上げる!KJ、ウッチー、小林くん!いっとこう!
次回、9月村上・笹川ODチャレンジ!!やってやる!!
人生の豊かさは胸を熱くした想い出や涙にくれた切なさの数で決まるはず。
こんな言葉を信じている横溝です。
自分の不注意で去年の11月30日、右足脱臼粉砕骨折という怪我をしました。
12月7日、2月4日と2度のオペをし挑んだ宮古島トライアストン大会、ラン30km時点でタイムアウト・・・
まさに身も心も完膚なきまでに打ちのめされ,一度はレース中に味わった、痛み・寒さ・恐怖からトライアスロンをやめようかとも思ったほどです。
自分の中にあった自信は崩れ、ただただ一緒に戦った仲間、応援してくれた仲間に申し訳ない気持ちでいっぱいになり暫くは抜け殻のような状態でした。
でもそんな私を再度奮い立たせてくれたのは青トラの仲間、コーチの方々でした。
今でもその温かい言葉、メッセージは自分にとって宝物です。
そんな経験をした後の長崎五島バラモンキング大会、宮古島より距離も長くアップダウンの激しいタフなコース、また皆に迷惑をかけてしまうのではないか?
またあの痛みに・寒さに・恐怖に耐えなくてはならないのか?との思いから出場を辞退しようとも考えましたが宮古島のゴールまで足りなかった12,195km
最後の最後で心が折れてしまった弱い自分にけじめをつける為
そして何よりある男との約束を果たす為に出場を決意しました。
長崎五島列島に到着した6月15日及び翌日の16日は大雨洪水警報が出るほどの土砂降り、昨年の大会が豪雨のなか決行されたことから、緊張感が一気に増しました。
車で試走すると予想以上のアップダウン、急カーブ、狭い道幅に恐怖すら覚えたほどです。
大会当日は朝の3時から朝食、茶碗3杯のご飯を無理やりにお腹の中に詰め込み大会会場へ・・・
会場はまだ薄暗く物静かで海は黒く1周1,9kmのスイムコースはとても長く感じましたが奇跡的に雨は止んで曇りの天候、ラッキー!
今回のスイムはフローティングスタート、スタート3分前から入水しスタート地点で気合スイッチオン!
「ファ?ン」
スタートの合図と共に最初のブイ目指してスイム開始、いつもよりバトルが少なく思った以上に順調な滑り出しでしたが、泳いでる途中から大胸筋に乳酸が溜まっていくのが分かるほど長く感じた距離と後半の水中バトルに苦戦しウエットスーツを破られるというハプニングもありましたが目標としていたスイム3,8kmを1時間15分切りをクリア、気分をよくしてバイクへ・・・
スタートから30kmは平坦な道でしたがその後の150kmは殆どが上りと下り坂で越えても越えても目前には壁のような上り坂「またかよ!!」と何度も叫びながら走っていました。
後半の給水所では無理をせず一旦止まって頭から水を被り、補給食を口に詰め込み、ストレッチをおこなうように心がけましたが、暑さからか頭がボーッとしてバイクの距離を190kmと勘違いして、あと30キロ,25キロ,20キロとカウントダウン!
ランに向けて痛み止めを飲みバイク終了。
目標だった7時間は少しオーバーしてしまいましたがランに6時間以上残せたので、心の中で「いける!やれる!できる!」と呟きながらランへ・・・
いきなりの上り坂。アキレス腱、ふくらはぎに痛みが走る!
「ここからフルマラソンって(汗)」と思いながらも着実にゴールに近づいているんだ!と自分に言い聞かせ一歩一歩、歩を進めました。
後半は日も落ち、小雨もぱらつく天気となりましたが、沿道で最後まで応援して下さった五島の方々には本当に感謝しています。
周回コースだったので最後の周回では帽子のつばを前にし、応援して下さった住人の方々、ボランティアの方々、マーシャルの方々につばに手をかけ
「ありがとうございました、ありがとうございました」と御礼を伝えさせていただきました。不思議なもので御礼の言葉を声に出して言うと自分も元気になり、体はボロボロのはずなのに気持ちよい感覚と自然に流れ落ちる涙に包まれながら走ることができ、改めて人っていいな?と感動しました。
ランも残り1km沿道で応援して下さっている方達の人数も増えていき体中にアドレナリンが充満していく感覚!最高だ!
そんな中、2ヶ月前に固く約束を交わしたあの男が立っていたのが見えました。
エリート選手での過酷な戦いを終え、自分自身の身体もキツイはずなのに小雨の降る中5時間以上も僕達に声援を送ってくれた、敬愛する我等がコーチ
河原勇人!
「よこみーさん、ラストです!」その声援に最後の力を貰いコーチ、仲間と一緒にゴールを迎えました。
ゴールした後は相手の迷惑も考えず汗まみれの身体でコーチ、仲間に抱きつき号泣しました。
「やったよ!俺やったよ!」と何度も叫んだゴールは最高の想い出です。
トライアスロンは確かに個人競技です、一人で行おうと思えば出来るスポーツです。
でも今私がこの競技を心の底から愛せているのは青山トライアスロン倶楽部があったお陰だと思っています。
最高のコーチ陣、最高の仲間と出会えたのもこの倶楽部があってくれたからだと感謝しています。
骨折からの約7ヶ月間、いっぱい泣いて、苦しんで、笑って、感謝して・・・
本当に色々ありましたが今は怪我をしたことに感謝すらしています。
人生は、自分が作るストーリー
これからも後悔しないストーリーを描きたいと思います。
末筆になりましたが、怪我・病気で苦しんでいる仲間たちへ
身体が思うように動かせず辛い事もあるでしょう。
どんどん細くなり弱くなる筋肉を見て焦る事もあるでしょう。
以前のように動かない、出来ないことに不安を覚える時もあるでしょう。
そんな時こそ心を強くするトレーニングをしているのだと思い治療に専念してください。
泳げること、走れることに感謝することが出来るようになり、より強くなれると思います。
皆さんの復活を心から待っています。
横溝 勇
みなさんこんにちは。5月に入会した#168辻陽子です。
7月1日に行われた第23回レディストライアスロン選手権国営昭和念公園大会に出場し、とうとうトライアスロンデビューをしてしまいました。
二日酔いじゃない日はないくらい毎晩飲み歩いていたのに、ダイエットのためジョギングを始め、マラソン完走、そしてトライアスロン完走を目指す、人って変わるんですね。
大会当日、天候は曇り、気温26℃、水温25℃、トライアスロン日和でした。
開会式で松山アヤトさんが、「今日の大会はみなさんにとって一生の思い出になる大会ですよ。」と言っていましたが、本当にそのとおりだと思います。
だから今日は力を出し切って、思いっきり楽しもうと思いました。
受付でゼッケンを受取り、腕にナンバリングしてもらうと、トライアスリートっぽい!と一人でニヤニヤしてしまいました。
青トラのトライスーツは会場でとても目立つようです。知らない人から「今年は青トラから何人出るの?」と声をかけられ、青トラのトライスーツを着ていると気分も上がりました。
入水チェック、アンクルバンドをして、緊張&興奮がMAXに。ぷぁーーーん。スタートです。
スイムではスタートのバトルで苦しくなってしましましたが、落ち着いて、のんびり、ゆっくりと自分に言い聞かせました。
スイムアップし、バイクまでの数十メートルがキツイ。体が重くてヨタヨタです。
トランジッションではタオルで髪を拭き、日焼け止めを塗り直し、と考えていましたが、本番ではそんなことはすっかり忘れてというか、そんな人は誰もいないし、夢中でバイクシューズに履き替え、ヘルメットを被り、バイクを押して走りました。
バイクは練習不足で、何台かのバイクに抜かされましたが、昼ラン効果か、ランでは多くの人を抜き返すことが出来ました。
ゴールではカメララマンを意識し、サングラスを取ってガッツポーズ。
そして応援してくれた青トラメンバーと打ち上げビール。最高のひと時です。
この幸せの瞬間のために、日々のトレーニングを頑張っているようなものです。
青トラのレッスンについていけるかどうか不安で入会をためらっていましたが、入会して本当に良かったです。もし、一人でトライアスロンに挑戦していたら、まだまだデビューは出来なかったでしょうし、こんなに楽しいデビュー戦ではなかったと思います。
青トラメンバーには本当にいろいろな事を教えてもらい、感謝の気持ちでいっぱいです。
いくら雑誌やネットで調べても、経験者の生の声には勝るものはないと思います。
次はODに向けて練習に励みたいと思います。美味しいビールのために。