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「身体いてーぇ!!」、目覚まし時計のセット時間より1時間早く目覚めてしまった朝の
第一声であった。
昨日のオーシャンスイムで蓄積した乳酸が支配している重たい身体を、人生初体験への期待と不安が支配する脳でたたき起こした。
そう、今日は始めてのトライアスロン大会に出場する日である。
嫌というほど照りつける太陽に向かい、昨年トライアスロンに挑戦しようと心に決めた場所、昭和記念公園に車を走らせた。
会場に到着すると既に多くのアスリート達が会場を埋め尽くし、エントリー受付には長蛇の列が出来ていた、何をどうしたらよいか分からず不安になる気持ちを隠し、平然を装いエントリーを済ませ、両腕に265番の数字を入れてもらった。
その瞬間、自分もトライアスリートの一員になれたような感覚になり、少し照れ笑いを浮かべながら昭和記念公園の正面ゲートを潜った。
隣の人の真似をし、バイクをトランジションにセット、会場の雰囲気に飲まれないよう心を落ち着かせることに努め、そのときを待った。
開会式、第1、第2ウェーブと時は過ぎ、いよいよ出場する第3ウェーブ集合のアナウンスがあったとき心の中は不安でいっぱい、大会を楽しむ余裕は全然なかったが
スイムのスタートラインの一番先頭に何食ったらそんな身体になるんだと思うようなマッチョたちに囲まれて私は立っていた、完走だけを目標にしていたのに・・・
B型の血は恐ろしい。
スタートのフォーンが鳴り、一斉に水しぶきと歓声が私を包み込んだ、プール練習でレーンに守られ単独で泳いでいたのとはまったく違い、腕は当たる、足はつかれる状態の中、必死で水をかき、足をバタつかせた。心拍数は150を超えているのではないかと思うくらい苦しい。途中息を整える為、平泳ぎも織り交ぜながらスイム終了。
まだ、先頭から数えたほうが早い順位である。
意外といけるじゃん俺!と思いながらトランジションに走りバイクの用意、何度もイメージトレーニングをしていたおかげで、スムーズにバイクの装備完了、いざバイクスタート!
ローラー台では毎日のようにペダルを踏んでいたが路上を走るのは今日で2回目、
10年以上も自転車というものに乗っていなかった私にとって、流れる景色、体に当たる熱風はまだ違和感があり、速度を上げるのを躊躇した、特にコーナーリングでは転ぶことを恐れおっかなびっくり、抜かれる悔しさを噛みしめながら実走練習の大切さを痛感した。
レースは全部で4周、そんな状況の中でも3,4周目には沿道で応援してくれている人たちの表情まで見れる余裕が出てきた。本当に応援はありがたい。心の底から思いバイク終了。
まだ、予想していたよりいいペースで降車をしトランジションに駆け込みランの用意。
ランスタート地点までの間にあるエイドステーションで給水、頭から水をかけ、いざランスタート!
足が動かない!ふくらはぎが痛い!人生には「まさか」という坂があるというが、
さっきまで順調に進んでいたのに「まさか」がありました。ふくらはぎの筋肉が固まってしまったのかな?と思うくらい筋肉の収縮感がまったくなく次の一歩が出なくなってしまいました。足を止め木に手をつきストレッチ、今までの努力が打ち消されるかのごとく、私の右側をランナー達が追い抜いていく。「そうか、ここからの違いが日頃の練習量の違いなのか」と思いつつ、今の自分に可能なペースで歩を進めた。
ランは2往復のコースなので折り返し地点まで凡そ神宮外苑1周、いつもはそれほどの距離に感じないのにめちゃめちゃ遠くに感じ、天を仰いだ。
そこにはいつもは大好きな太陽が憎らしく輝いていた。暑い!
足、お腹の痛みを抱えながらサウナ風呂内を走っている感覚の中「俺、何やってるんだろう、もう二度とやらない」と呪文を唱え続け3/4終了、後はゴールへの直線だけだ、もうこの苦労から開放されると思い最後の力を振り絞った、そのとき前方から見慣れた青トラジャージが見えた、一気に込み上げてくる、安堵感!安心感!すれ違いざま交わしたハイタッチは格別なものでした。そのパワーをラストスパートの力に変えて私は初トライアスロンのゴールテープを切りました。
そのとき、私の身体と脳は達成感という魔物に支配されていました。
チャレンジして良かった、来週は館山だ・・・
末筆になりましたが、私のモットーは
「バリバリ働き、ガンガン遊び、もりもり美味しいものを食べ、ゲラゲラ笑いながら
仲間とお酒を飲む」 です。
青トラのメンバーが日頃やっていることですね(笑)
今回、私は初めてトライアスロンレース「第2回館山わかしおトライアスロン大会」へ参加しました。先月、大島の大会が初レースになるはずでしたが、レース当日に出発した船のエンジン故障で参加できず今回のレースへ参加できる事の喜びも倍でした。
今年の4月に入会しましたが、今まで運動はしていたけれど「ラン(走り方)、バイク(漕ぎ方)、スイム(泳ぎ方)」 を私の人生で初めて習いました。とても新鮮で習得していくうちにできるようになっている気になり楽しくなってきました。当倶楽部の代表を始め、コーチ、たくさんの倶楽部メンバーの方々と出会い、同じ競技をする上で技術面でも色々な事を教えてもらいこの大会まで来れました。
それ以上に私的には、競技や練習以外でメンバーの方々と楽しい時間を過ごせている事が自分の生活、仕事、トライアスロンの練習へすごく良い刺激になっています。楽しくてしょうがないです♪ 今回の大会は厳しい暑さ、想像を絶する炎天下の中で体調不良者も出るレースとなりました。こんなどう考えても厳しい状況のレースでも、メンバー皆が声を掛け合いながら全員がゴールを手にしました。本当に凄いっ!!
倶楽部メンバーは年齢、職業、環境皆全く違いますが、一人一人の目標が違くても今回のレースでそれぞれが自分の目標に挑戦している姿に感激しっぱなしでした。
私はレースで2位というでき過ぎな成績を頂きましたが、今回皆から学んだ事は楽ではないスポーツですが過酷の中でも競技を楽しむ。という事でした。もちろんよい成績はほしいですが、それ以上に楽しめる様に今後も練習、レース、倶楽部メンバーとの様々なイベント☆へ参加していこうと思います。
私事で恐縮ですが入会前、経済的にも両方を取れず
A案:某エステクリニックT●C会員になる
又は
B案:ATC(青山トライアスロン倶楽部)会員になる
かを迷ったあげく決めた B案のATCへ入会して本当によかったです☆
特に女性は日焼けが気になると思いますが、成せば成るです。今後もできるだけお肌は焼かない様に楽しく研究していこうと思います☆
最後になりましたが今回とても暑い中、私たち選手の為にたくさんのスタッフの方々が大会準備等の環境を作っていただき、おもいきりレースに参加できました。本当にありがとうございました。
こんにちは。#58 ヨッシーです。
突然ですが、熱中症で意識失ったことありますか?私は今までありませんでした。
が、今回やってしまいました。。。
舞台は7/10 第2回館山トライアスロン
初オリンピックディスタンス(OD)です(s1.5km, b40km, r10km total51.5km)
1月からトライアスロンを始めて4月から毎月1大会ずつ出場し今回で4大会目。
苦手のスイムを中心に大会1週間前まで十分な自主トレをし、それ以降は軽く体をほぐす程度の流し練習で体調を整えたつもりでした。ええ、つもりでした。。。
館山には倶楽部メンバーの計らいで前日入りし、選手登録、競技説明の後メンバーで館山の海でちゃぷちゃぷ。
リゾート気分で楽しかった!
この時は翌日のレースが過酷なものになるとは知る由もなく。
館山の海は水も澄んでてとっても奇麗でした。気持ちよかった。
朝から水分(アクエリアス)はマメに取ってました。宿に戻ってからもちびちび。夕食後もちびちび。
翌日も朝起きてからスイムスタートまでちびちびと。
夕食時は乾杯程度のアルコールだけ、恒例の飲み会でも飲まず節制してました。
事前に準備してた水分、アミノ酸、補給食はレース前、レース中(バイク中)に予定通り摂取し快調にレースを楽しんでました。バイク終了までは。。。
スイム、バイクは目標タイムよりも早く終了し意気揚々とランパートへ突入しました。かなり押さえたペースで。
問題はここから。前日に関東も梅雨明けし、この日は朝から灼熱地獄。酷暑と言う言葉がぴったりの天候。
しかも我々は10:00スタート。ってことは順調に行ってもランスタートは12:00前後!
暑さは覚悟してたのでバイクパートの最初と最後にスポーツソルトも摂取。
が、ここまで過酷になるとは想定外でした。途中で立ち止まってる選手、具合悪くなって嘔吐されてる選手、ほんとみんな相当過酷でツライ大会だったと思います。
私はランでは1.25km毎に給水所がもうけられてて毎回毎回立ち止まって頭、首、太もも、足等々全身にかけつつ提供されたアミノバリューを飲んでました。
が、なってしまいました。熱中症・・・しかも相当酷かったようです。
Finishしたのを覚えてません。。。完走証とメンバーが撮ってくれてた写真をみて「ゴールしたんだ」と。
スパートをかけたラスト500m位から記憶がないのです。気がついたら救護テントで看護されてました。
つりそうな足をマッサージしてもらってたり、濡れタオルで体を冷やしてもらってたり、団扇で扇いでもらってたり。
ハッキリとは覚えてませんが青トラメンバーも何人も居てくれてた気がします。
その後救急車で病院に搬送され体を冷やしてもらいながら点滴4本注入で事なきを得ました。
ちなみに、救護テントでは体温が39℃を越えてたらしいです。36℃台に下がったのは翌月曜日の夜。
熱中症って本当に怖いですね。
病院に付き添って頂いたり、私や付き添いの方々の荷物を探しまわってレース会場から宿まで運んでくれたり、迎えに来てくれたり本当に助けて頂きました。本当に青トラメンバー最高です。
入会して良かったです。
本当に本当にありがとうございました。
もちろんトライアスロンも最高に楽しいです。
大会関係者含め多くの人にご心配とご迷惑を掛けてしまって本当に申しわけない気持ちで一杯です。
今回の事を教訓に同じ事を青トラメンバーで繰り返さないように暑さ対策を勉強し共有して行きたいと思います。
まだまだ夏は始まったばかり!熱中症、熱射病、脱水症状等々に気をつけて夏を楽しみましょう。
今回の記録
swim 27:58 (134位) 目標30:00 bike 1:17:39 (149位) 目標1:20:00 run 53:31 (197位) 目標50:00
総合 2:39:08 135位 / 567人 (目標2:42:00) 年代別(30-34歳) 21位
#58 ヨッシー