オーストラリアのケアンズで開かれた「2023 Cairns Airport IRONMAN Asia-Pacific Championship Cairns」に出場してきました。
実はこの大会にエントリーしたのは2019年の暮れ、つまり2020年のレースに出るつもりでしたが、コロナ禍により延期に延期の末、ようやく辿り着いた「初ロング・初アイアンマン」でした。
私は長い距離が苦手で、当時出場を決めた時も「ノリ」だけでした。練習量も他の仲間に比べると少なく、おまけに直前のロングライドで膝を痛めてしまい、前日はほぼ一睡もできず(こういうところも弱いw)、正直不安だけを抱えてスタートラインに立ちました。
スイム:「ケアンズの海はヤバい!」との噂でビビりまくっていましたが、今年は言い訳ができないほど穏やかでした。でもワタクシ、一度に3.8キロなんて泳いだことがありません。慎重に慎重を重ね何とか2週回目に突入しましたが、案の定2.5キロを過ぎたところあたりで意識が遠のきそうに・・・ラスト1キロは「気を確かに」と唱えながらのアップでした。(あー波酔いして気持ち悪かった・・・)
T1〜バイク:スイムの酔いで気持ち悪かったので、T1は十分な休憩を取り(12分)バイクスタート。スイムの終盤は「このあと180キロ走るなんて考えられない!」と思っていましたが、パートが変わると案外リフレッシュできて気持ちよく滑り出しできました。でも長いのニガテなワタクシは、90キロ付近で足が回せなくなり、巡航スピードも27〜28キロまで低下。終盤は向かい風も相まってヘロヘロでT2へ。
T2〜ラン:バイクで消耗した体力(特に足)は凄まじく、「このあとフルマラソン走るなんて考えられない!」が割と現実的に感じられる中、現地の仲間と日本からの応援を思い出しました。「3年越しに遥々オーストラリアまで来てリタイヤは絶対にしたくない!」と自分に言い聞かせてランへと飛び出しました。
走り出してみると、またまた環境が変わったせいか軽快に足が動くではありませんか!ホント不思議です。今思えば無謀な「キロ6」前後で10キロを走ってしまったのが最後・・・その後はズルズルとタイムが落ち、結局4時間53分かかってしまいましたが、4回訪れる目抜き通りで、多くの観衆と声援を受けられたことがとても大きかったです。
フィニッシュ:ランは周回コースでしたので、3度も回れば景色も声援もお馴染みになり、4周目は顔見知りの沿道のオージーからのボルテージ最高の声援を受け、気持ちよくフィニッシュエリアに戻ってくることができました。
いよいよ待ちに待ったフィニッシュです。レッドカーペットを駆け抜け、ゴール上の電光掲示板に自分の名前とタイムを見た瞬間、それまでの辛く険しい道中がすべて吹っ飛びガッツポーズでフィニッシュ!!その先は楽しい思い出にすべて塗り替えられました。(本当に不思議ですねー)
レースを終えて6日経ちますが、今は楽しかった思い出とレースの反省点しか思い浮かびません。(苦しかった感触は何処へ・・・笑)
こんな麻薬のようなironmanに取り憑かれるトライアスリートが多いことに、ようやく気づきました。
青山トライアスロン倶楽部に入会し、しばらくしてコロナ危機で世界中が大きな変化とチャレンジに見舞われる中、わたしは逆に、試合がない間にしっかり練習できる時間を頂いたととらえました。
ランは人並みにできますが、スイムとバイクはとても苦手で、練習に行くのが嫌で嫌で仕方がなかったです。でも、コーチが大変親切でいつも励ましてくださり、チームの仲間の皆さんも大変暖かく、なんとか幽霊部員から脱出した頃、コロナが終息を迎え、2023年館山トライアスロンの参加の機会を得ることができました。
今回の目標は、無事に怪我なく、生きて帰ることでした。ところが、結果はしっかり記録あり、想定以上のタイムでフィニッシュすることができました。1人でできることは本当に限られますが、多くの方々に支えられることで、思っても見ない力が出るものだなあ、と感慨深かったです。
今回のレースに参加したことで、トライアスロンがさらに好きになりました。しばらく仕事で東京を離れ、熊本がベースの生活になります。青山トライアスロン倶楽部のみなさんと共に、トライアスロンを続けていきたいと思います!!
いつもは1人で3種目やっているのですが、エイジ大会の最高峰である横浜大会は強豪選手も多く、
なかなか上位を狙うのも難しいので、ここ数年は志向を変えて「混合リレー」に参加しています。
メンバーは、SWIMがわたし、BIKEは伊藤さん、RUNが須藤さんという、いつもの3人
担当分野は、得意不得意はあまり気にせず、それぞれがやりたい種目を選びました。
レースとしても「楽しみながら競技をして、打ち上げで盛り上がる」をコンセプトに、若干ゆるめでレースに臨みました
そしてレース本番、私はそもそもスイムが苦手なのに「荷物が少ない」という理由でこれを選んでしまったことを後悔しながら、
冷たくて沢山のクラゲがお出迎えしてくれる横浜の海にチャレンジ。
結果は予想通りかなり遅いタイム(リレー全体で半分以下)でスイムアップとなり(奇跡は起きませんね)、BIKEの伊藤さんへバトンタッチ。
しかし一応順位を見ると、なんと「混合で2位らしい(*1)」事が判明
((*1)後で見たら実は混合4位でした。ただコンディションの問題でライバルの皆さんもタイムが伸びず、あまりタイム差はついていませんでした)
そして伊藤さんはBIKEがかなり速い上に、かなり頑張ってくれていたので「もしかしたら、、、」と思っていると、トランジションに帰ってきたときには
なんと「混合1位」へジャンプアップ!!(混合で1位、速い!!)
こうなってくると頑張らないわけにはゆかないという訳で、RUNの須藤さんには大いにプレッシャーをかけさせていただきました
そして、須藤さんもそれに十分答えてくれて、2位チームとの差を広げて1位でゴール(混合で2位という好成績)
果たして、私が大いに足を引っ張る中、チームメンバーの好走に助けられ、晴れて1位の栄冠を勝ち取ることが出来ました。
そして、去年はなかった表彰式も今年から再開され、晴れて一番高い所へ登らせていただきました!!(ありがとうございます)
あらためて、いつもは一人のトライアスロンですが、リレーはチームでチャレンジできるので、いつも以上にメンバーの応援にも力が入りますし、
なんたってメンバーで力を合わせて結果を出せるところに、いつもとはちがった魅力があると思います。
という事で今回は「おんぶにだっこ」ではありますが横浜トライアスロンリレー(混合)で優勝することが出来ました(ありがとうございます)
そして、来年「メンバー入れ替え」をされないよう、これからも精進してゆきたいと思います。