みなさん「自転車レース」ってどんなものがあるのかご存知でしょうか?
私も最近になるまで「自転車のレース」=「競輪」くらいにしか思っていませんでした。競輪以外に有名なの物に「ツールドフランス」というのがあると思いますが、これも名前くらいしか聞いたことありませんでした。そして「日本には競輪選手がいっぱいいるのだから、その気になればツールドフランスだって日本人が勝てちゃうんじゃないのぉ?」位にしか思っていませんでした。。。
じゃあ「実際はどんなレースがあるの?」ですが、大きく分けて「ロードレース」「トラックレース」「マウンテンバイク」「BMX」の4種類があるそうです。これらはそれぞれ走る場所や自転車の種類が違うらしく、競輪用の自転車をつかって競技場でやるのは「トラックレース」と言うみたいです。(競輪用の自転車って足を止めると車輪も止まってしまったり、前にも後ろにも変則ギアがついていないなど、実はとても特殊な物なのでした)
これに対して、私たちがトライアスロンで使う「ロードバイク」や「タイムトライアルバイク」を使ってやるのが「ロードレース」で、一般市街地などの舗装道路を使って速さを競います。中でも「ツールドフランス」みたいなやつは「ステージレース」と言われ、複数の日数(ツールドフランスは、なんと23日間も連続でレースをするそうです!!)競技を行い、もっとも早い人が優勝になります。これ以外に「ワンデーレース」といわれる「一日(一回)で決着する」というレースがあります。
そして、この「ワンデーレース」のなかで、私たち「一般市民」でも参加できる様な大会がいくつかあり、その中で最も有名といわれる大会が「ツールド沖縄」でして(だそうです)、今回こちらに参加してまいりました。
今回私が出たクラスは「市民100km」といわれるカテゴリで、距離としては上から三番目のクラス。最長の「市民210km」は「ホビーレーサーの甲子園」といわれるくらいレベルの高いレースで、ロード乗りの中でも別格と位置づけられるレースだそうです。
コースは、沖縄の最北端の「奥」といわれるところから、山を超えたり海岸線を走りながらゴールの「名護」まで行くもので、途中に6つの関門が用意されており、ちょっとでも気を抜くと「制限時間」で切られてしまう、それはそれは厳しいレースでした。(ちなみに、今年も30%の方が関門を通過できず足きりにあってしまったそうです)
沖縄には前日入りをして、レンタカーでコースを下見したのですが、そのときの感想は「これはやばいぞ、、、」でした。
前半は完全に山岳地帯。スタートからいきなりの登りで、下りきってしばらくすると、またまた大きな山が、、、そこをまたちょこっと下ると再びのぼりが、、、 車で走っても嫌になってしまうような道が延々と続きます。
そして、山を抜けると今度は海岸地帯。車で走ると気持ちよいのですが、自転車だと風が強くて、一人旅だと完全に折れてしまうだろうなと、、、そしてまたまた山が。
地図では小さな山だったりするのですが、走ってみるとこれが思った以上に急な坂道。数十キロを走ってからの山は、完全に修行の世界、、、
「普段から練習してるし、100kmくらいなら楽勝だぜ」なんて思いながら現地入りしたのですが、下見をして現実を知ると「完走もやばいぞ、、、」と、戦々恐々となりました。
そして当日。6:00にホテルを出て8:00くらいにスタート地点へ。
仲間と合流をしてスタートを待ちながら9:45ついに試合開始!!まずいきなりの登り。回りのペースにあわせてがんばっていたら、いきなり心拍数は180オーバー!!
「これはまずい」と思い、マーペースに切り替えると、早くも先頭集団から脱落。
それでも何とか次の集団に紛れながら二つ目の山へ。そこでも集団から遅れながらも、また次の集団に拾ってもらうという「情け無い」レース展開でした。
そして一旦山が終わり、かなり大きめの集団にまぎれながら(ロードレースはドラフティングは禁止されていませんので集団になります)海岸線へ突入しました。
すると集団による空気抵抗の軽減効果でしょうか、海風なんて物ともせず「ものすごいスピード」で集団は進んでゆきます。沖縄の青い空と青い海の中、ものすごいスピードで、バイクの一群が、まるで「空を飛んでいるか」のごとく駆けてゆきます。
これがもうむちゃくちゃ気持ちいい!!これはやってみないとうまく伝えられないのですが、この時つくづく「来てよかったぁ?」と思いました。
しかし、気持ちよいのも次の坂が来るまで。海岸線で少し頑張りすぎたのか、思いのほか足に力が無く、周りからどんどん遅れてゆきます。ついに拾ってもらえる集団も来なくなり、ほとんど一人旅。
そうすると関門通過もあやしくなったり、心が折れかけたりしてくるのですが、しかし「とりあえず完走はするんだ」という思いでペダルをこぎ続けました。
そして、もういくつ坂を上っり降りたりしたのかわからなくなりながら(本当に後半は記憶が曖昧になっちゃいました)、なんとか最後の関門を超え残り10km、名護市へ向かう直線道路へ。ここからは死ぬ気で漕ぎました。後10km走ればゴールです。
体力なんて残しておいたって仕方がありません。もう何でもいいからとりあえず漕いで漕いで漕ぎまくって、、、そして無事にゴール(^^)/タイムは3時間56分で、先頭からは51分遅れ、順位は201/412でした。
去年、トライアスロンをするために自転車を買って、練習がてら荒川を走りながら「一度くらい自転車のレースにでても良いかもな」とは思ってはいました。
しかし、自分がこんな本格的なレースに出られるようになれるとは思っておらず、そして自転車のレースがこんなに楽しいものだとも知りませんでした。
確かに、自転車をメインでやられている方たちとのレベルの差も痛感することとなりましたが(彼らは半端無く速いです)、しかし私たちもトレーニングをしていますので、全く歯が立たない訳ではない事もわかりました。
なのでトライアスリートの皆さんも、機会があれば自転車競技に参加してみてはいかがでしょうか。バイクトレーニングの励みにもなりますし、何と言ってもレースの中にドラフティングをしたときの「あのスピード感」を味わえます、あれはマジで病み付きになりますので。(笑)
追伸
毎食「ソーキそば」を食べました。特に最初に行ったお店(名前忘れました)のソーキは絶品でした。さすが本場!!
困った?!新たな物欲の対象ができてしまいました。トレラン?そうトレイルランニング、山道を颯爽と走り抜けるアレですよ?のレッスンに参加したんです。トレラン宣教師高瀬コーチのギアチェックからそれは始まりました。
「シューズはランニング用で構いませんができれば、このような(かっこいい!)トレラン用シューズがいいですね」(うん、そりゃそうだ)
「水分補給はペットボトルなど携帯してもらえば結構ですが、このような(そこで関口さんを指差し)ハイドレーションバッグを背負い込み、そこから伸ばした管から水分を補給するのが便利ですね」(なるほどなるほど・・・)
「高尾山のトレランでペットボトル握りしめて走って懲りました。それで買っちゃったんですよ、コレ」と関口さん(まずい、こころが奪われていく!)
高瀬コーチのファッションがこれまたトレランルックでクール!
う〜む、ちょっとやばいレッスンに参加してしまったなあ。しばらくアートスポーツには出入り禁止や!などと邪念との戦いからトレランは始まりました。
今回は初心者向けということで、私や飛入り参加の愚息(中三)のレベルに合わせてコース取りや休憩などを入れて頂いたので安心してスタートを切ることができました。
ゆったりとしたペースで鎌倉の山中に入りますと、ひんやりとしランニングには最適な気温、森林浴という言葉がぴったりの清々しい気持ちに。足取りも軽やかになってきました。
お茶目な高瀬コーチは参加者のレベルがもう少し走れるとみるやいなや、図ったようにコースを間違えてみせ何気なく距離を稼ぐ芸当も披露するなど、和気あいあいと進みます。幾分険しい道もありましたが、コーチの的確なアドバイスでなんなくクリア!
トレランでの登りは少し内股でこまめに足を置いて走る、太もも外側の筋肉を意識して使う、急な下りは蛇行しながらスピードをコントロールするなどなど技術的なアドバイスを受けます。走りが上手になったような気がしてきました。にわかライバルの息子は普段全くスポーツをやらない天文オタクですが、若さだけでなんなく皆に付いて行きます(なんか悔しい)。
途中茶屋で休憩タイム。コーチの指導が行き届いてますので用意周到、ドリンク&補給食は自給です。都合よくあるベンチにどかっとすわりますが当然のように茶屋には何も落としません(営業妨害や!)。店のおばちゃんの優しい視線が気にはなりましたがそんなの関係ないっ!(おばちゃんごめん)。おっとりとした飼い猫に癒されつつ再出発です。
山道はハイキングを楽しむ人がどんどん増えて行きます。我ら疾走する集団は若干(とても?)奇異の目で見られていたかもしれませんね。ハイカーの迷惑にならぬように道を譲り合いながら、最後一般道に出てきました。山道と一般道でトータル13kmくらい走ったでしょうか、最後は結構足にダメージを感じていましたが、息子に父の威厳を示すべく余裕の顔して鎌倉駅にゴール!(安堵)心地よい汗をかきました。その後みなさんと「caffe tsuu」で一杯飲みながらランチをとり、感想戦で盛り上がったあとお開きとなった次第です。
トレラン、初めての挑戦でしたがコーチ、メンバー、コース、天候にめぐまれとてもエンジョイできました。感謝!! ぜひこれからも挑戦して行きたいと思います。でも一人でコースを設定するのは難しそうです。しばらくはイベントに参加するのが精一杯ですね。ギアも買いませんし!!!
ハトちゃんが走りながら解説入のビデオ撮影をするという荒技に挑みましたので、イヤーエンドパーティ(12/10)での映写会が楽しみです?
#98日下部でした。
メンバーの仲間とエクストリームシリーズ2011那珂川大会に参加してきました。
このレースは3人1組でチームとなり、ラン・マウンテンバイク・リバーカヤックなどを使い、全18箇所のチェックポイントを制限時間内にクリアするというもの。
私の故郷が栃木県ということもあり、那須烏山の知人に紹介いただき、古民家を改装した「大木邸」という宿泊施設に前泊しました。
ここが最高の宿で、まずかまどで薪をくべ、お米をつくります。
竹筒で風を送りながら火力を強め、30分くらいで炊き上がりました。
栃木のコシヒカリを新米で堪能!
囲炉裏では地元で取れたアユの塩焼きもつくり、そしてお味噌汁もつくりました。
食後のお風呂は、なんとできたばかりの五右衛門風呂。
宿で初めての一番風呂をいただきました!
ここは本当に最高の宿。ぜひみなさんも1度体験されると良いですよ。
宿にはピザ窯もあり、ピザ作りも体験できます。
翌日の朝食はスタッフの方に用意していただいたものの、
昼食用のおにぎりは、炊き立ての新米で用意してもらいました。
と、宿の話はここまでに。
いよいよレース当日。
今回はチーム戦ということで、血液型で2チームに。
チームAとチームOBです。
青山トライアスロン倶楽部はB型とO型が半々、次がA型、一番少ないのがAB型と
日本人の血液型比率とかなり異なるのが特徴ですが、今回のレース参加者の
比率は日本人の比率通り。B型は私だけでした。
さて、当日の朝のブリーフィングでレース用のマップを渡された私たち。
慎重なチームAは、早速どのルートを通るか戦略を練り、MTBに即席でマップをセットする台を
作成(ベテラン参加者の様子を見習った様子)、一方のOBチームはどのベテランチームに
コバンザメ方式でついて行くべきか参加者の様子をじっと観察。
おっと近くにゼッケン番号が一桁で、コンプレッションウェアが穴だらけの実践経験豊富なチームが。
ここについて行きましょうと皆納得。
レースのほうは、18のポイントを回るルールで最初のカテゴリーは
2人がランで1人がMTBで往復10kmの間に4か所のポイントを回るもの。
チームAは唯一自前のMTBの笹やんのバイクを自ら操り裏をかいたルートへ。
チームOBはレンタルバイクをみんなで疲れたら回し乗りする作戦でコバンザメ方式で。
結果は、チームAがルートを誤り、OBがかなり有利に。
このセクションを終わった時点でチームOBは48チーム中20位。
次のセクションはリバーカヤック。チームOBはここでまた順位を上げ18位で次へ。
ここからはMTB×3台で各自は操り、とんでもないコースへ。。。
バイクをかついで山の中へ。階段や山道をバイクを押しながら上っていくコース。
地図を片手に、どこへポイントがあるのやら。しかし、レース慣れしたチームについたり
やさしい方が教えてくれたり、周りに恵まれながらチームOBはさらに突き進み、
最初の関門である小学校へ制限時間内に通過し、14位まで順位もあげました。
残念ながらチームAは、最初のセクションでのタイムロスが響きここでタイムアウト。。。
関門を超えたチームOBは10位内を目指そうと意気揚々と次のカテゴリーへ
行ったものの、15番目のポイントがなかなか見つからず、ここだけに1時間半もかかってしまうことに。。
いよいよ制限時間、そして日没も近くマズイ状況に。。。
ゼロからやり直して元のルートに戻り、なんとかポイントをクリア。
しかし、時既に。。そしてあたりは真っ暗に。これで間に合うのかどうか、
気分はすっかり佐渡国際トライアスロン大会の行列のできる法律相談所チームの心境。
真っ暗な中で、自分のライトを取りだし付けてみると、遠くでチェックポイントのスタッフが
ライトを振ってくれ場所を教えてくれました。危うく全く違う方向へ行きそうでしたがなんとかクリア。
そこで17番目が終了し、タイムオーバー。15番目がもう少し早く見つけていられれば。。。
地図の見方や戦略の立て方などとても学ぶことの多いレースでした。
たぶん行けるんじゃないのかな?ってのはマズイなあと。確実なルートを選択すること
これがアドベンチャーレースの鉄則。
そして、前日の古民家では、薪からゴハンを炊く術や風呂を沸かす、囲炉裏で魚を焼く術など
様々なことを学びアウトドアスキルが向上したツアーでした。
本当に楽しかったので、またみんなで行きたいですね。
宿まるごと貸切なので、もっとたくさんの人数でも大丈夫!
松井さん 手作りのキンピラありがとうございました。
ごはんが炊き上がるまでのとても良いおつまみでしたね。
はとちゃん アユの塩焼き&ビデオ撮影担当ありがとう。
笹やん 運転&チームAのリーダーお疲れ様でした。差し入れも助かりました。
高瀬さん チームOBのリーダーお疲れ様でした。差し入れもありがとうございました。
さわちゃん アグレッシブなチームOBで最後までお疲れ様でした。